見出し画像

書評 強運の法則 西田文郎著

同書を知るきっかけになったのは、前回の投稿でも触れた青汁王子こと三崎優太氏の動画だったのだが、アマゾンのレビューを第一線で活躍する経営者やスポーツ選手が推薦を寄せている。著者は長年にわたり経営者やスポーツ選手への能力開発を行ってきており、それをベースに成功するための法則を示している。値段が少々するのだが、リアルなセミナーに参加すれば相応の価格を取られることを考えれば、案外安上がりなのかなという印象を持った。内容も金額相応で、アマゾンのレビューの高さも納得である。

同書の目的は、タイトルにある通り、大成功者になるための「強運」をつかむこと。偶然の産物とされがちで先天的な物ととらえられがちなツキや運。大脳生理学に従うと、無意識領域の脳にプラス思考の目標達成のイメージを送り込めば、条件反射で肯定的思考に至るという。著者が30年にわたる能力開発指導を通してあった強運の人が、兼ね備えていた「8つの資質」を歴史に名を残した経営者の例を挙げつつ体系化、これを脳に条件づけていく実践法を示しており、本にはその能力開発シートが付されている。

「8つの資質」をベースに、第2章では成功のための8つの法則を示しているが、個人的には「第8法則」に挙げられている「理想の死」が強く印象に残った。目標達成のためには、ゴール設定の大切さがビジネスだけでなく、さまざまなシーンで語られているものの、なかなか最後まで考え抜いている人は少ないのではないか。ただ、日々を無駄にしないためには、この設定は決してバカにしてはならないと感じた。

#書評 #自己啓発 #強運の法則 #ビジネス