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夏休み総括

気がつけば大好きな夏がドカドカとやってきて、
そして静かに去っていった。
まだまだ暑い。でも違うニュアンスの暑さに。
この夏の去り際が、何歳になっても苦手だ。
少し涼しくなって過ごしやすくなるはずなのに、
秋には美味しいものがたくさん待ち構えているはずなのに、
夏の思い出にすがりつき、もう二度とこの夏には戻れないんだ…とセンチメンタルになるのだ。
私の夏への執着はいつ始まったのか。
プールに行きたい、海へ行きたい、キャンプへ行きたい、花火大会へ行きたい、お祭りへ行きたい…
夏のイベントへの参加意欲が湧き出し、それらに参加する選択権を手にした頃…。
小学校高学年頃だろうか。
両親と、弟と、友人と、恋人と、夫と、子供と…相手を変えながら積極的に夏のイベントに参加してきた。
1年のうち、こんなにも主体的に、積極的になれる季節は夏しかない。
時には、勉強ばかりの夏も、バイトばかりの夏も、仕事ばかりの夏もあった。
それでも夏はいい。
夏の歌。夏空の青。雲の白。植物の緑。セミの声。
全ての感覚が好きだ。


さて、今年の(子どもの)夏休み。
私は「3週間母子で岩手へ帰省する」という、
ワンオペの夏休みに対して完全なる敗北宣言から始まった。
7月末からお盆明けまで帰ります、飛行機が安くなるまで帰ってきません!という嫁。
どう受け取られたかはわからないが、
私の耳には批判の声は全く入ってこない。
私が、大好きな自分の実家から880キロ離れたこの場所で、日々ワンオペ育児を頑張れるのは、
「長い帰省に文句を言う人がいないこと」「LCCが発着する空港が近いこと」
この2つの理由が大きい。というか、これがすべてかも。

母と私の感覚が近いため、子どもは過ごしやすそうだ。
私と同じようなところで叱るし、
私と同じようなところで喜ぶし、
特に混乱もなく。
いつも帰省すると長いため、
私たちの帰省に際して部屋のレイアウトを変えてくれる。
引き出しの中身まで変えてくれる。
今回は車の中で聴く音楽のプレイリストまで子どもたち仕様に作ってくれていた。
(中身は、子どもたちが歌えるJ-POP、時々童謡)
至れり尽くせり。
食器洗い、掃除機がけは進んでやるけれど、
料理はほぼやってもらった。
至れり尽くせり。

果たして今年は夏らしいことはやれたのか。
積極的に夏のイベントに参加できたのか。
では、発表します。

花火大会、お祭り、コテージに一泊、お盆のお墓参り、送り盆の行事、
朝の虫とり、庭でのプール、農場でのかき氷、夜のイオンでサーティワンアイス、近所の中華料理店で冷やし中華、ドライブスルーでフラペチーノ、スイカを義実家へ発送、庭のミニトマトを収穫して即食べる…

…こ、こ、これは!これを超える夏休みは今後訪れるのだろうか…?という夏らしさ。
もう最高。


そして今年は、やっと何人かで集まることもできた。
ここ数年、帰省していても「帰省してるよー!会おうー!」と大声で言えない世の中だった。
子どもたちを両親にお願いして、
ランチから飲み会まで1日遊び尽くさせていただいた。

じぇっきゃさん、じゃむさん、とも再会。
じぇっきゃさんの希望で盛岡冷麺を締めに食べようと彷徨うも、
どこも閉店、ラストオーダーが迫り(そういうとこだぞ!盛岡!と酔いながら憤る)
泣く泣く解散。
ホテルに帰ったじぇっきゃさんが、コンビニの冷麺の写真を送ってきたのは切なかった。
店員さんへの絡み方など、
「おじさんみたいなこと言うのはやめよう、私たちおばさんなんだからさ」というおばさんだからこその嗜め方が生まれた。
そして何軒かまとめて誰かが払って、あとで精算しよう!ということになり、
じゃむさんが進んで支払いをしてくれたのだが、
最後の最後でじゃむさんだけがPayPayもLINE Payも利用していないことが判明したのもじわじわくる。
何も変わらない。話の中身は変わっても、本当に何も変わらないのだ、私たちは。

今年の夏もハイテンションだったし、名残惜しい。


じぇっきゃさんからのお題
「旅行のこだわり」

旅行、最近いってないな…と気付く。
子どもが産まれてすぐコロナ禍で、子連れ旅行スキルがないので教えて欲しい。
うちの子ども2人は、最近ようやく外食に連れて行けるようになってきた段階なので、
これまで行った数回の旅行では、とにかくテイクアウトしてホテルで食事!ばかりだった。
皮肉にもコロナ禍で、どこのお店もテイクアウトできるようになってくれて我が家は大変助かったのだ。
そんな中でも、旅行へいったら「現地でしか食べられないものを食べる」がこだわりといったところだろうか。

今回本当に遅くなってごめん!!

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