【美容知識】幹細胞コスメの知られざる真実〈後編〉
前回、ヒト幹細胞培養液には残念ながら、幹細胞は入っていないとお話しました(泣)
前回をまだ読まれていない方はこちらからどうぞ▼
そもそも、幹細胞は一昔前から耳にするようになったIPS細胞と同じような働きがあります。
そんな凄い細胞が化粧品に入っていたら、絶対に老化しないですよね…(;▽;)
まず、化粧品に幹細胞が入っていたら、そこの製造会社さんは間違いなく逮捕されてしまいます∑(゚Д゚)
ですので、残念ながら医療治療をしない限り幹細胞は手に入りません…。
では、せめてどういった幹細胞コスメを選べばいいのか?
本日はこの疑問を晴らしていきます!
▶︎「ヒト幹細胞培養液」と「ヒト幹細胞培養上清液」
いわゆる幹細胞コスメという商品には主にこのどちらかが配合されています。
●ヒト幹細胞培養液
・幹細胞を培養するための液体
・幹細胞は入っていない
・培養に必要な養分を含有
●ヒト幹細胞培養上清液
・幹細胞が培養された際に分泌された液体
・幹細胞は入っていない
・500種類以上の生理活性物質(サイトカイン)を含有
結局、幹細胞は入っておりません。
この2つをお味噌汁で例えるなら、
『幹細胞』はとっても重要な昆布や鰹
『幹細胞培養液』はダシを取るための液=水
『幹細胞培養上清液』は昆布や鰹から出たおいしい液=出し汁
内容がここまで違うんです!
「ヒト幹細胞培養●●●」なんて、小難しい言葉を並べられるとわからなくなってしまうかもしれませんが、こうして説明されると前者と後者では大きな違いがある事を理解してもらえるかと思います。
そしてまだ培養すらされていないただの液体であるヒト幹細胞培養液が幹細胞化粧品のメイン成分として堂々と配合されています(;o;)
販売店や製造メーカーでも間違った認識をしている方がとても多いので、皆さんもご購入の際にはご注意下さいませ( ; ; )
▶︎ヒト幹細胞培養上清液の含有成分と効果
主な成分はこちら↓
EGF(上皮細胞成長因子)
人間の皮膚のほかにも、唾液や母乳にも含まれており、アミノ酸から形成されるタンパク質の一種です。 EGFは肌において、角質層に働きかける役割を持ち、肌をなめらかに整えくすみ・たるみ・乾燥を補う役割が期待されています。
KGF(ケラチノサイト増殖因子)
EGF同様アミノ酸から形成されるタンパク質の一種です。
KGFは肌をなめらかに整える役割のほか、ヘアケアに優れ、健康な毛髪を育む役割が期待されています。
IGF(インシュリン様増殖因子)
人間の細胞に働きかける役割をもっており、皮膚の健康維持を助けるといわれています。
等のタンパク質の一種が500種類以上含まれています。
幹細胞は入っていませんが、それから抽出された成分がたっぷり入っています!
幹細胞培養液と比べると美容成分が圧倒的に多く、肌結果も◎
是非、皆様も幹細胞コスメを選ぶ際は配合成分欄を確認してみて下さい☺︎
長くなりましたが、最後までお読み頂きありがとうございました♡
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