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事故で産まれたから思うこと

デキ婚は事故だと思っている。確かめたことはないからわからないけれど、デキたから結婚しましたなんて事故としか言えないじゃない。

そんなデキ婚で生まれた私は毎日毎秒“生まれなければ良かった”と思いながら過ごしている。

下の兄弟がいるから、両親に生殖の意思はあったのだろう。けれど多分、自分がデキなければ、それも違っていたと思うのだ。

幼い頃、眠る間際、隣の部屋で聞こえた両親の喧嘩。喧嘩というより、母親が一方的に怒っていたのだけれど。その後に“もし離婚したらどっちについていく?”と問われたこと。(記憶は曖昧だけれどそんな感じで聞かれた)
その時、私がデキなければこいつらは結婚していなかったんだな、と思った。

うまくいかない2人だったと思う。父は父で親になりきれていない感があったし、母の愚痴を言っていた。母親よりも父親が可哀想だった。

なぜ、子供産んだのだろう。

詳細は省くが、私の親は互いに自身の親に対して色々あった。産まない方が良かったのではとさえ思う。なのに。

そして生まれた子どもは、きちんと育ててもらったけれど、それでも死にたいを抱えてしまった。私だけではなく、兄弟みんな。死ぬ勇気がないのはどちらに似たのだろう。

きっと、長子である自分が受精しなければよかったのだ。意識のない私が罪悪感を抱くのも可笑しな話だけれど、本当に。そうすればみんな苦しまずに済んだ。

だから、何を言いたいかって、とにかく避妊は必要だということ。そして生殖は全てを苦しませる。子供は他人格なのだから、思い通りになんてならない。苦しみしか生まない。
どうかそれをわかって、少しでも苦しむ人をなくしたい。できれば生きているのが苦しい人を安らかに眠らせて欲しい。

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