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酸素不足でテンションMAXなsumikaに元気をもらいました@八王子J:COMホール
師走!年の瀬!!!
そろそろライブ納めかな(といいつつCOUNT DOWN JAPANのリセールを狙っているのですが、、、)と腕まくりしながら降り立ったのは、八王子です。
彼くんの大好きなsumikaを聴きにきました。
sumika Live Tour 2022-2023「Ten to Ten」12/9(金)@J:COMホール八王子のライブレポです。
sumikaとは
もしかするとね、今をときめくsumikaをご存知ない人もいるかもしれないので、念のために説明します。
キラキラのサウンド、爽やかな歌、人柄の良さ、ボーカルである片岡さんの甘いルックス等々で各方面を魅了している4人組ロックバンドです。
その実力は確かなもので、ライブで聴いてもCDの音源そのまんま、、、
私は、sumikaの魅力は厚いコーラスだと思ってます。
バチっとはまるコーラスが、音楽に迫力と深みを持たせてる。それは、アカペラで聴いても惚れ惚れしてしまう。
実は、彼くんとの思い出のバンドです。
もともとお互いBUMP OF CHICKENが好きで知り合ったのですが、彼くんが当時からハマっており、初めて遊んだその日にライブに誘ってくれたのがsumikaでした。
当時、私はsumikaについては数曲しか知らず、「あ、ファンファーレとかいいですよね!」とか当たり障りのない感じでしか受け答えできなかったのですが、、、
そもそも一緒にライブに行く友達が少なかったので、誘ってくれたことが嬉しく、貸してもらったCDを何度も聴きました。
その後、新型コロナウイルスの感染拡大に伴って、ライブも次々と中止となり、sumikaも例外ではありませんでした。
「中止になっちゃったね、、、」とLINEを交わしながら、好きな人の好きなバンド、として会えない間もずっと聴いていました。
だから、sumikaを聴くと初々しく恋していたもどかしい時代が脳裏に蘇ってきます。
音楽って、匂いと似てるよね。
一瞬で、懐かしいあの頃の情景を見せてくれる。
付き合ってから、初めて一緒にsumikaのライブに行けたときは嬉しかったな〜〜。
J:COMホールで彼と合流
J:COMホールは、駅直結の駅ビルの中にありました。
ライブ会場って駅から歩いたりすることが多いのでこれはありがたき。
彼くんは(なんと)ゴルフ帰りなので、後から合流。
まだチケットをもらっていなかったので、会場近くで待つも、あんまり人がいない、、、J:COMホールってかなり小さい会場なのでは?とワクワク胸が高鳴る。
彼くんが到着したというので、コンビニで合流。軽食を買ってぱっと食べる。
「人、あんまりいなかったよ!会場小さいんかね?」
「知らん!けど楽しみだわ!」
などと話しつつ。
ダイエット中なのでソイジョイを買うも、結局彼くんの肉まんも頬張った。
(彼は、「二度とゴルフ帰りにライブは来ない、、、」とブツブツ呟きながらリポビタンDを流し込んでいた。)
よし、腹ごしらえもして戦闘準備万端だ!と意気揚々に再びJ:COMホールのある4階へ。
すると、人の海、海。
「どーこが『人少なかったよ〜』じゃー?!」
と彼くんに突っ込まれる。
J:COMホールは、それなりに人が入るホールでした。(当たり前)
酸欠になるほど最強なセトリ
しきりに「ホーム!」「東京!」「帰ってきたぞー!」と叫ぶメンバーに、私たちの興奮も最高潮。ツアーファイナルばりの盛り上がりだった。
「今日絶対酸素薄いよね?!」と片岡さん。
確かに、会場は初っ端から準備運動も必要なく拳突き上げ大盛り上がり。
メンバーの煽りにも、会場が揺れるんじゃないかと思うほどの拍手。
「今日初めて来た人はラッキーだね。なかなかないよこんなの、、、」と片岡さんに言われ誇らしげな我ら。さらに盛り上がる。
やっぱり今日は、いつものライブとはちょっと違うんだと確かめ合えて嬉しい。
バンド10周年に向けたツアー。
最新アルバム『For.』の楽曲を取り入れつつも、10年間のいいとこをかき集めた「全員レギュラーです!」って感じの最強なセトリだった。
sumikaを教えてもらってから好きになった「lovers」やお決まりの合いの手が大好きな「ふっかつのじゅもん」が聴けてテンションマックスになる私。
そして、「イナヅマ」。
ちょっと古い曲らしいんだけど、「カッコいい系のsumikaが好きなら、好きだと思う」と度々車の中で彼がかけてくれてた一曲。
小さなイナヅマを思わせるギターがカッコよくて。サビにかけての盛り上がりもすごい!!
ライブで聴けてめちゃめちゃ好きになった。
すごく高まって日頃のストレスをイナヅマによってやっつけてもらった気分です。
帰りの車の中、彼氏に「あの歌、よかったね〜!、、、カミナリ!」と意気揚々と話したのはここだけの話。
そして、アンコールに「伝言歌」。
「みんなが声出せるようになるまでって思ってたけど、やっぱり、10周年のこのツアーでやらないのは違うと思って」
と片岡さんが話したとき、彼が嬉しそうにこちらを向く。
この曲も、私がsumikaを知る前はライブの定番だったみたい。彼が教えてくれたおすすめの曲の中の一つだった。
コロナ禍にsumikaのライブに行き始めた私は、「伝言歌」もライブで聴くのは初めてだった。
伝えたい。
本当であれば、皆で歌うサビの言葉。声は出せないけれど、その代わり精一杯に手を伸ばす。
手段は限られてしまったけど、みんなの手のひらから「伝えたい」が伝わって、熱のこもった濃密な時間だった。
「永遠に対面で音楽ができないんじゃないかと思った瞬間もあったよね。でも、ここまできた。みんなで歌える日ももうすぐだと思うよ。」
片岡さんの言葉に、辛い思いをしてきた音楽を愛する人たちのこの3年間に想いを馳せる。
本当に、ライブに行けなくて労働の意味を見出せなくなっていた時期から比べると、ここまできたのは素晴らしく幸せなことで。
あーーーーはやく大声で歌いたい。
あと、もうちょっとだよね。
それぞれの幸せを作り出せる場所
どのライブもそうだけど、sumikaのライブは特に幸せ空間。
みんながニコニコしてる。マスクの下でも、顔が見えなくても、隣の人も笑顔なことが伝わってくる。
好き勝手に踊る人も多い。
今回のライブで前に立ったお姉さんは、まるでアイドルのように腕を上げ、歌詞に合わせて頭を傾げ、ぴょんぴょん跳びはねていた。
歌の世界観に入り込むその姿が可愛らしくて、ついつい見てしまった。
一人で来てる感じも、ほんとに音楽好き、ライブ好きなんだろうなと感じられて好感度高し。
そのほかにも、ブロックの前方には両手を上げて、心のままに跳ねて踊る人がいた。
一人一人が自分の方法で音楽を楽しみ、それがなんだか幸せを与えてくれる空間。
それもsumikaというバンドの優しさ、包容力が生み出すものなんだと感じる。
誰もがこの空間では許されて、褒められて、受け入れられると感じて安心してる。
もはや実家。まさに「住処」。
そんな幸せと元気を全身に受け止めて、ホクホクで帰路についた。(外はとてつもなく寒かった。)
来年もたくさんライブに行きたい。
「あー幸せ」っていう瞬間をたくさん集めたい。
そう思えた夜でした。
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