見出し画像

【NotebookLM④】ハルシネーションを抑制する魔法!ーGoogleサイトで作るグループウェア(135)ー

🙇🏻いつも、Googleサイトで作るグループウェアを見ていただき、ありがとうございます!


この記事を読んで欲しい方

企業DXや校務DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリの導入に悩んでいる方
自分だけのGoogleサイトを作ってみたい方

①NotebookLMでDXグループウェア講座のボット作成中

 私が過去に公開したDXグループウェア講座2024の資料をすべてソースにして、ボット化していますが、質問内容によっては、おかしな答えや、説明がもう一つという答えが出てきます。
 これをハルシネーションといいます。
NotebookLMのハルシネーションの出方を見る限り、ソース内できちんと説明できていない言葉を、ソースの色んなところの文章から、なんとかうまくつなぎ合わせて説明しようとしているようです。

DXグループウェア講座2024ボット

 そこで、いろいろな質問をしてみて、ハルシネーションが出ている部分を、別の文書で説明することで、ハルシネーションが抑えられるのではないかと考えて、実行してみました。

②マイサイトの説明がおかしい

「マイサイトはなにをしますか?」という、ちょっとおかしな質問をしてみた時の回答です・・・おかしいですよね。そんな機能最初はついてないです。(時間の経過が分からない)
そして、マイサイトは何かをするもの機能があるものと判断されています。(質問のあいまいさで誤解した)

### マイサイトの機能

マイサイトには、マイドライブ内のファイルをグループウェアの画面から直接検索する機能があります。 
この機能により、ホーム画面からマイドライブを開くことなく、マイドライブ内のファイル検索を行うことができます。 

マイサイトはコピーが可能で、他の人に譲渡することもできます。 
ただし、お知らせ掲示板や共有カレンダーはコピーできないため、別途作成して埋め込む必要があります。 
また、グループの設定もコピーされないので、再設定が必要です。 

「マイサイトとはなんですか?」・・・間違ってはいませんが、変です。状況説明から判断してもらおうとしていますよね。
こういう反応はマイサイトという言葉の定義がないので起きています。(意味定義の不備からの状況説明)

### マイサイトとは

「マイサイト」は、Googleサイトのファイルです。  
マイサイトはマイドライブ内に作成され、共有することができます。  
マイサイトを共有する際には、権限を「公開済みアイテムの閲覧者」に設定することで、
相手が公開済みのアイテムを閲覧できるようにすることができます。  
また、マイサイトをコピーして他の人に譲渡することもできます。  
譲渡されたマイサイトは、譲渡先のユーザーのマイドライブに保存され、
そのユーザーがオーナーになります。 
ただし、お知らせ掲示板や共有カレンダーはマイサイトにコピーされないため、
別途作成して埋め込む必要があります。  
また、グループの設定もコピーされないので、再設定が必要です。 
マイサイトのハルシネーション

③ハルシネーション管理という書類を作る

 そこで、「*ハルシネーション管理」という書類をつくって、ソースに読み込ませます。
 追加学習を強化するため同じ呪文を10回ほど多重詠唱しています。(ファイル名に*をつけているのは、ソースの一番上に置くためです。一番下に置くには_をつけます。)
 実際、何回で抑制されるのかを調べました9回で抑制状態が出現しました

ハルシネーション管理ファイル

ソースに登録後、同じ質問をします。
 すると、一番最初の部分に、マイサイトの説明が出てきました。内容も改善しています。

ハルシネーションが抑制された
正確な回答が出てきた

 このように、そもそも質問自体がおかしかったり、ソース自体に説明が不足してたりする部分で、ハルシネーションが起きているため、きちんとした説明をソースに作り、追加学習をさせることで、ハルシネーションをある程度抑制することが可能になります。
 ※追加学習の強化レベルを大きくするには、抑制の文言を10回ほど繰り返すと確実に抑制できると思われます。

④おわりに

いかがでしたでしょうか?
 ハルシネーション対策には、
①グラウンディング
②ファインチューニング(追加学習)
③プロンプトエンジニアリングによる対策
の3つがあるようですが、今回使った方法
は、
そもそもNotebookLM自体が
①グラウンディング
の目的で作成されており、
さらに、今回のハルシネーション管理をソースに追加することで、
②ファインチューニング(追加学習)させた形になっています。
③プロンプトエンジニアリングによる対策不十分ですが、そもそも利用者の問(とい)がおかしい場合にハルシネーション出てくる可能性が高いので、その旨を記述しておくか、プロンプトの作り方を明示しておくのが良いでしょう。

正しい答えを得るには正しい問いを!なのです!


なお、以下のサイトを参考にさせていただきました。

※有料エリアには何も書かれていません。もし、記事が気に入ったら、購入願います。

ここから先は

0字

¥ 100

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?