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【忍び寄るエッジAI】Apple・Microsoft・Google! ーGoogleサイトで作るグループウェア(143)ー

🙇🏻いつも、Googleサイトで作るグループウェアを見ていただき、ありがとうございます!

この記事を読んで欲しい方

企業DXや校務DXの進め方に悩んでいる方
クラウドアプリの導入に悩んでいる方
自分だけのGoogleサイトを作ってみたい方

①エッジAIとは

エッジAIとは、端末機器(エッジデバイス)搭載されたAIのことです。  GeminiやChat−GPTなどの従来のAIは、クラウド上でデータを処理していましたが、エッジAIは端末側でデータ処理を行うため、リアルタイム性に優れています。  エッジAIは、一昔前はIoTのAIとして考えられてきましたが、大規模なクラウド型のAI(LLM)から派生して、ネットワークにつながっていなくても小型の端末側で使えるAIが出てきました。

②Appleインテリジェンス

ご存知、Appleが打ち出したエッジAI(Appleインテリジェンス)クラウドAI(プライベート・クラウド・コンピュート)シームレスに連携して動作する仕組みです。  エッジAI側はネットワークにつながなくても動作し、必要に応じてクラウドにつなげるため、非常にレスポンスが良くなります。(難しいことをやらせると今まで通り時間はかかる)  iPhone、iPad、Macで動作しますが、動作条件はかなり高位のチップでないと動きません。  また、異常にプライベート保護が強調されるのもAppleのお約束です。

AppleインテリジェンスのエッジAIとクラウドAI

③MicrosoftのAIPC

Microsoftが満を持して発表&発売したのが、AIPCというジャンルです。  これもAppleと同じで、PC側にAI機能を持たせて、レスポンスを上げる仕組みです。  中核はIntelUltraSnapdragon X Eliteのような、CPU+GPU+NPUの友情合体による力技です。  (わたしの世代だとゲッターロボでしょうか笑)

AIPC

④Googleはどうした?

なぜか、あまり情報が出てきていない感じのGoogleですが、じつはGemini nanoというエッジAIすでに発表されています。  そして、とうとうChromeブラウザーに搭載されてきました。(ver126以降)  すでに、GoogleのスマホであるPixel8 、Pixel8 pro に搭載されていましたが、なんと禁じ手の【Chromeブラウザーにgenini nano を搭載】してきました。
もちろん、すんなり動かせる端末にはそれなりの制限があると思われますが、ブラウザーにエッジAIを搭載するなど、誰が想像し得たでしょうか?  これで、Chrome拡張機能やブックマークレット
が、JavaScriptでGemini nano APIの恩恵にあずかることができますし、Googleドキュメント等のオフライン時にもAIを利用することができるでしょう。  (もちろんChromeBookでも使えますよね)

Gemini nano

⑤おわりに

いかがでしたでしょうか?
AIに関しては5月からずっと全速力で走りっぱなしの状況ですが、エッジ側(端末側)のAIの動向も注目していく必要があります。  AIは、ようやく仕事に役に立つレベルになってきていて、今年から来年にかけては、一通りの成果が出てくるでしょう。  ただ、その先に何が待っているのか、まさに未知との遭遇ですね。

未知との遭遇



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