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がんがん上がっていくコンサルタントの共通項
戦略ファームの扉を叩く前に知っておきたかった、コンサルタントとして効率的かつ効果的に働くためのエッセンスを纏めています。殆どの人は入社時点の能力・スキルには大きな違いはない中で、がんがん上がっていくコンサルタントとそうでない人の違いはなにか、ということを本noteを読めば理解できると思います。
がんがん上がっていくコンサルの共通項は、上からの指示に「ほどほどにしか従わない」こと。多くの人が与えられた指示を忠実にこなす事に満足する中、優秀な人はその枠を超え、自ら論点、分析アプローチを設計し、自分の主張をさらっと実現する。上とのグレーゾーンを上手くコントロール出来るかが鍵。
— アール (@RR_consultant) January 2, 2023
色々なコンサルタントと働いてきたが「この人優秀だな」と感じる人は、パートナーなどのシニアからのフィードバックを言葉通り受け取るのではなく、そのコメントの本質だけを抽出して、成果物に反映していることに気づいてから、自分の働き方は変わった。多くのコンサルタントは上から言われたことを額面通りに反映することに必死になっているが、それでは”作業者”であり、極端に言えばある程度のIQがある人なら誰でもできる。そこから抜きん出るためには、自分なりの創意・付加価値をつけることが重要。
出来る上司に言われ心に残っているのは、「優秀なコンサルはタスクが振られた際に、手を動かす事に逃げるのではなく、ストーリーの中の位置付け/整合性を最初に把握した上で期待値よりも深い示唆を出す」ということ。言われた通りに手を動かすのは誰でも出来る「ぬるい努力」に逃げてるだけ。
— アール (@RR_consultant) November 16, 2022
作業が早いことは当然プラスの要素であるが、コンサルタントとして最も重要な価値はクライアントに「どういうメッセージを伝えるか」。そのことを理解していると、作業に埋もれてしまうことがなくなる。「作業を抱えてしまう人とそうでない人の違いは何か」を考えてみると、マネージャーが描いているストーリーラインを理解できているかどうかの違いだと感じる。細かい分析をしていると、ミスをしないように細かいロジックの構築に集中してしまい、一歩引いて考えることが難しくなるが「俯瞰力」を持ち、マネージャーと同じ視点で何が要点か、どこが突っ込まれるか、を逆算して考えると視座が上がる。
ファーム内でがんがん上がっていく人は頭が良いのは当然として、加えて「怖さ」がある。寝る間を惜しんで強烈に仕事に打ち込み、あらゆる情報を知識にし、細部にも徹底的にこだわる。一種の病気みたいな気がするが、それで圧倒的な成果出してる。
— アール (@RR_consultant) February 19, 2022
成果物への「拘り」。これはコンサルタントのみならず、全ての仕事において、上がっていく人とそうでない人の分水嶺になっていると感じる。その「拘り」を成果物に反映するためには、一定の「怖さ」というものは必要になる。勿論、「怖さ」にもバランスが必要で、チーム内の議論・コミュニケーションが阻害されないことは重要だが、会議・コミュニケーションの質を高めるために必要な準備を行う、という観点でも重要になる。いい意味での「怖さ」を持っているコンサルタントが一人チームにいるといないとで、最終的なアウトプットの質が変わってくると感じる。
尊敬する上司から言われ心に残っている事は「同じ内容なら出来る限り少ない文言で表現しろ」という事。例えば”時間に限りがある”を”時限性がある”と表現する事で、聞き手の興味を惹ける。端的で本質を突いた表現は相手に刺さる可能性が高い。言葉を軽視する人が上がっていく事は無く、単語に知性は宿る
— アール (@RR_consultant) March 18, 2023
コンサルタントの仕事の本質は「言葉を売る」こと。同じ意味を持つ内容でも、どういう言葉を使うかで受け手の印象は大きく異なる。戦略ファームのプロジェクトのカウンターパートはCXOクラスであることが多く、そういった人は常に情報過多の状況に晒されていることを理解しておくことが重要。そうした人に対して、「示唆深い」&「アクショナブル」な要素を包含したストーリーをシンプルに伝えることがコンサルタントとしての価値。クライアントの状況をメタ認知した上で、伝えたいメッセージを端的に伝える言葉に拘れるかどうかは非常に重要だと感じる。
どの戦略ファーム、外銀の人と話しても「優秀なジュニアが全然いない」という話になる。優秀な人の共通項は、自らのアウトプットに拘りを持ち、上から指摘されても自分の思考過程を論理立てて説明出来ること。タスクを単純作業としてこなすことに注力するか、作業の中に意味を見出しているかの違い。
— アール (@RR_consultant) January 14, 2023
「時間を切り売り」するか、「更に生産性を高められるか」という意識を持ってタスクに取り込めるかどうか。上がっていくコンサルタントは、タスクに取り組む際に自分自身で何かしらの課題意識を持った上で、作業を行っている。小さな積み重ねであるが、それが1~2年継続すれば、一つ一つの作業スピードにおける大きな違いになっていくことは多くのコンサルタントを見てきて真実だと感じる。
以上いかがだったでしょうか。確立だったアプローチでビジネス戦闘力を高められ、その後のキャリアの選択肢も豊富な戦略ファームでのキャリアを検討している人に向けたnote、及びX経由でのPR案件と報酬に関するnoteも作成しているので、そちらも参考になれば幸いです。
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