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がんがん上がっていくコンサルタントの共通項

戦略ファームの扉を叩く前に知っておきたかった、コンサルタントとして効率的かつ効果的に働くためのエッセンスを纏めています。殆どの人は入社時点の能力・スキルには大きな違いはない中で、がんがん上がっていくコンサルタントとそうでない人の違いはなにか、ということを本noteを読めば理解できると思います。

色々なコンサルタントと働いてきたが「この人優秀だな」と感じる人は、パートナーなどのシニアからのフィードバックを言葉通り受け取るのではなく、そのコメントの本質だけを抽出して、成果物に反映していることに気づいてから、自分の働き方は変わった。多くのコンサルタントは上から言われたことを額面通りに反映することに必死になっているが、それでは”作業者”であり、極端に言えばある程度のIQがある人なら誰でもできる。そこから抜きん出るためには、自分なりの創意・付加価値をつけることが重要。

作業が早いことは当然プラスの要素であるが、コンサルタントとして最も重要な価値はクライアントに「どういうメッセージを伝えるか」。そのことを理解していると、作業に埋もれてしまうことがなくなる。「作業を抱えてしまう人とそうでない人の違いは何か」を考えてみると、マネージャーが描いているストーリーラインを理解できているかどうかの違いだと感じる。細かい分析をしていると、ミスをしないように細かいロジックの構築に集中してしまい、一歩引いて考えることが難しくなるが「俯瞰力」を持ち、マネージャーと同じ視点で何が要点か、どこが突っ込まれるか、を逆算して考えると視座が上がる。

成果物への「拘り」。これはコンサルタントのみならず、全ての仕事において、上がっていく人とそうでない人の分水嶺になっていると感じる。その「拘り」を成果物に反映するためには、一定の「怖さ」というものは必要になる。勿論、「怖さ」にもバランスが必要で、チーム内の議論・コミュニケーションが阻害されないことは重要だが、会議・コミュニケーションの質を高めるために必要な準備を行う、という観点でも重要になる。いい意味での「怖さ」を持っているコンサルタントが一人チームにいるといないとで、最終的なアウトプットの質が変わってくると感じる。

コンサルタントの仕事の本質は「言葉を売る」こと。同じ意味を持つ内容でも、どういう言葉を使うかで受け手の印象は大きく異なる。戦略ファームのプロジェクトのカウンターパートはCXOクラスであることが多く、そういった人は常に情報過多の状況に晒されていることを理解しておくことが重要。そうした人に対して、「示唆深い」&「アクショナブル」な要素を包含したストーリーをシンプルに伝えることがコンサルタントとしての価値。クライアントの状況をメタ認知した上で、伝えたいメッセージを端的に伝える言葉に拘れるかどうかは非常に重要だと感じる。

「時間を切り売り」するか、「更に生産性を高められるか」という意識を持ってタスクに取り込めるかどうか。上がっていくコンサルタントは、タスクに取り組む際に自分自身で何かしらの課題意識を持った上で、作業を行っている。小さな積み重ねであるが、それが1~2年継続すれば、一つ一つの作業スピードにおける大きな違いになっていくことは多くのコンサルタントを見てきて真実だと感じる。

以上いかがだったでしょうか。確立だったアプローチでビジネス戦闘力を高められ、その後のキャリアの選択肢も豊富な戦略ファームでのキャリアを検討している人に向けたnote、及びX経由でのPR案件と報酬に関するnoteも作成しているので、そちらも参考になれば幸いです。

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