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『稲盛和夫一日一言』1/9(月)

 こんにちは!『稲盛和夫一日一言』 1/9(月)は、「思いは必ず実現する」です。

ポイント:「何が何でもこうありたい」「必ずこうでなくてはならない」といった、強い思いに裏打ちされた願望、夢は必ず実現する。

 2004年発刊の『君の思いは必ず実現する 二十一世紀への子供たちへ 』(稲盛和夫著 財界研究所)は、若い人たちに向けたメッセージがまとめられたものですが、冒頭の「はじめに」の部分で、稲盛名誉会長は次のように述べられています。

 若い人たちに、わたしからぜひ伝えたいことがあります。
 それは、人生は明るい希望を持ち、努力を続ければ、必ず道は開かれるということです。自分の生き方に迷い、どうにもならないようなつらい気持ちになったときであるからこそ、自分のやっていることに全力を傾け、さらに努力を続ける、そのことが自分の道をつくることになるのです。

 今でこそ、京セラは大きな会社になりましたが、それまでのわたしの人生は挫折ばかりでした。それでもひがまず、ひねくれずに頑張ることができたのは、そのつど、どこからか「運命の女神」が現れてわたしを支えてくれたからです。そうとしか思えないような人との出会いがあり、親子でもありえないような心の通い合いがありました。

 わたしは、人生の節目で多くの人の温情に支えられながらここまでやってきました。そうした人たちの期待に応えるためにも、わたしは会社をさらに立派にしよう、そして世のため人のために尽くしていきたい、と必死に努力を続けています。

 才能に乏しくても熱意があれば人に負けないはずです。しかし、それ以上に大切なものは心のあり方です。人間として正しい考え方を持ち、目標に向かって一生懸命に努力すれば必ず夢は実現する、つまり、人生は心に描いたとおりになる、そう考えて、わたしは今日まで生きてきました。
 わたしは、この本で、悩み多き若い日の自分を思い返しながら、そのような考え方について、みなさんにお話ししていこうと考えています。(要約)

 また、2011年発刊の『京セラフィロソフィを語るⅡ』(稲盛和夫著 京セラ経営研究部編/非売品)の「思いは必ず実現する」の項では、次のようにも述べられています。

 物事を成功に導こうとするなら、強い「思い」を持たなければなりません。 
 ただ思うだけでも、「思い」は私たちの人生をつくっていきますが、それが潜在意識にまで入っていくような強い思い方をすれば、その「思い」はもっと実現していきます。
 さらにその「思い」をより美しく、純粋なものにしていけば、さらに大きなパワーが生まれて実現していくのです。
 自分の思いや目標が実現できないのではないかという恐れや疑いは、いささかなりとも抱いてはなりません。必ず実現できるのだという固い信念を持ってひたすらに努力を重ね、日々、創意工夫を図っていくことが大切です。
(要約)

 何か新しいことをなそうとするなら、まず「思う」ことが大切です。
「どうしてもこうありたい」と強く強く願えば、その強い「思い」は潜在意識にまで入っていきますから、必ずその人の行動となって現れて、その行動が願望や夢が実現する方向へとおのずと自分を向かわせてくれます。

 世の中に「必ず」なんて言い切れるものがあるのか?といった反論がでてくるのは当然のことでしょうが、どうしても実現したいと思うことがあるならば、まずは漠然とではなく、「強く思う」ことから始めてみませんか!


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