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絵空事で終わらない、現場に理解のある課題解決を


皆さん、こんにちは。RegritPartners採用チームです。
今回は青山伸広さんにインタビューをしました。
大手自動車メーカー、戦略系コンサルティングファームのマネージャーを経てなお、更なる成長を求めてRegritPartnersに入社した青山さんに、これまでのご経験や成長に対する思い、当社での成長実感についてお話しいただきました。
コンサルタントとして経験を積みながらも、自身が成長できているか実感を持てない、コンサルタントとして続けていくべきかを悩んでいるという方、ぜひご一読ください。

記事のインタビュアー:リグリットパートナーズ採用担当 福井


1.青山さんのバックボーンを知る

青山 伸宏 (あおやま のぶひろ)
大学院卒業後、新卒で大手自動車メーカーへ入社。その後、戦略系コンサルティングファームを経て2023年8月より現職。製造業を中心にプロジェクトを担当しながら、提案活動まで幅広く活躍。

ー本日はよろしくお願いします!
まず青山さんのこれまでの経歴を教えてください。新卒で入社するまではどうされていましたか?
 
学生時代に遡りますが、学部卒業後すぐに京都大学大学院のエネルギー科学研究科に進学しました。ただすぐ研究職は自分には向いていないと自覚しました(笑)
F1が好きでエンジンに関わるような研究は面白かったのですが、コツコツと研究し続けるアカデミックな世界は少なくとも当時の自分には向いていませんでした。いつ世の中に出るんだろう?と気になりましたし、また、与えられた研究テーマに面白さを感じられずにいましたね。

―就職活動はどうでした?
 
地元愛知にある大手自動車メーカーに就職するか、プラントエンジニアリングを目指して福岡で働くかで悩んだ結果、地元に戻ることを選択しました。
 
結果として、大手自動車メーカーの勤務中にとても良いビジネス経験を得ることができたので自分は運がよかったと思っています。

2.徹底した現場主義から学んだもの

―新卒入社後、どんな仕事を経験されましたか?
 
自動車メーカーでは部署を2つ経験しました。生産調査部と製造部です。
 
生産調査部は社内の生産・品質レベルを上げる為の活動を社内外に普及する部署で、この会社の総本山ともいえるところでした。
当時、大量生産が大前提の製造業界の中で、昔から多品種少量でも生産可能な徹底した生産管理を行っていました。バブル崩壊期には唯一自動車メーカーで赤字転落せずに維持できたことで話題にもなりました。

生産調査部に配属となりましたが、「現場を知らなければ何もできない」というスタンスの部署だったので、まずは現場を知ってこいということで製造現場に送りだされました。

現場には様々な経歴や雇用形態の方が働いており、そういう人達がどうやって現場を支えているのかを学びつつ、現場の人に鍛えられながらライン担当として4年間頑張りました。

大手でしたので労働環境が悪いというわけではないですが、それでも夏は暑いし冬は寒いです。トイレも外にあったりする。そういうところで支えてくれる人がいることで会社が成り立ちます。そういう人を軽視して上から物を言ったりするような態度はせず、現場の思いをちゃんと汲みながらコミュニケーションをしていくことを学びました。
 
現場では「何を言われたか」ではなく「誰が言ったか」で動いてくれたりします。
自分の父親くらいの年齢の人々に「青山が言うなら、まあやってやるか」と言ってもらえるような人間関係を作り上げるよう頑張りました。
 
―貴重な経験をされましたね!他にはどんなことを経験されましたか?
 
次に挑戦したのは、自動車の新モデルの立上準備でした。
入社3年目の頃でしたが、この工程管理がこれまでの社会人人生で一番きつかったです。

200~300ある工程を担当していました。先輩はいたのですが、どうやって頼ればいいかも分かない状況で、当然うまくいかずエスカレーションもうまくできないので、知らぬ間に悪化していきました。朝も早いし、食堂の開いている時間と現場の昼食時間が違うことなどから食べる時間を何度も逃しているうちに、めちゃくちゃ痩せました。
 
うまく管理できず、翌朝ラインが止まりそうだという状況に陥ったときには「終わった」と思いましたね(笑)。工場のラインが5分止まっただけでも大問題なのに、それを午前中丸ごと止めてしまいそうな状況だったからです。
 
結果としては、現場が助けてくれました。翌朝早く行って、こうやったら動くはずなのだけれどとお願いして対応してもらいました。
 
現場の人達と密に仕事をして楽しい時間もたくさんありました。
異動するときに、自分のいた部署は技術員室というところでしたが、そこを去るときに現場の人から「青山のいない技術員室は、もう技術員室でないな」と言われたのはとても嬉しかったですね!
 
―1社目で最も成長を感じたことは何ですか?
 
一番は、人間関係の大切さを痛感したことです。
ロジカルであることは重要ですが、それだけではない世界観があります。
 
コンサルタントになって今も思うことは「コンサルタントはロジカルでないといけないけれど、ロジカルでさえあればそれでいいのか、いや、そうではない」ということです。
そこははき違えてはいけないと思っています。ここは、この会社の現場で学んだ経験が生きています。

3.さらに上のレイヤーを目指して

―大手自動車メーカーから転職しようと思ったのはなぜですか?
 
理由は2つあります。
当時、生産調査部にいて製造現場の課題を見つけて改善していくのですが、既に会社のオペレーションレベルが高く、重箱の隅をつついているように感じられるケースもありました。

どちらかというと、社外から来る関連会社からの出向の方や他部署から研修生の教育の意味合いが強いと感じており、自分としてはもっとサプライチェーン全体に影響を与えるような仕事をしたいと思い始めていました。今の会社でそれを経験するには役員クラスまで昇格しないとおそらく無理だろうなと。また地方独自の特性ゆえの閉塞感も感じており、そろそろ今いる場所を離れて東京で仕事をしたいと考えるようになりました。
 
ー2社目はハンズオン型の大手戦略系コンサルティングファームに移られたのですよね?転職活動はどうでしたか?
 
コンサルタントになってみたいと漠然と思っていましたが、実際に選考を受けたのは1社だけでした。
というのも、きれいなお絵描きをして口だけ出すようなところにはいきたくないと思っていました。なので、製造業をメインにハンズオンで支援するコンサル会社に絞って探しました。
 
―そこに入ろうと決めたのはなぜですか?
 
絞った会社のうち、最初に面接を受けた会社のカンパニー長がとても素晴らしい人でした。製造業で働く人達をリスペクトしていて、また現場のオペレーションや戦略、苦労にも理解のある人でした。
その人と一緒に仕事がしたい、ここがダメなら自動車メーカーに残って役員を目指そう、と考えてこのコンサル会社に絞りました。
 
―ここでは、どんなプロジェクトを担当していたのですか?
 
入社した頃は現場経験があったことから、現場改善などのプロジェクトを中心に2年間経験しました。
その後、もう少し戦略よりのプロジェクトも経験すべく、中計策定支援や祖業撤退の意思決定に関わるような戦略検討プロジェクトにも入りました。経営の意思決定に関与しつつ、とにかく現場常駐が多かったですね。
 
―1社目の経験が生きたところはありますか?
 
やはり前職での現場経験が役に立ちました。自分が知っている現場は前職の1社のみでしたが、支援先のやり方が自分の経験と異なるとき、なぜ違うのだろう?と考えるといろんなものが見えてきました。
前職のオペレーションは最先端と他社から認められるくらいレベルの高いものでしたが、そのやり方を押し付けるのは違うと思っていたので、違いを考えながらどう支援するのが最適かを考えていました。
 
ーコンサルタントになって成長できたことは何ですか?
 
ファクトの重要性は身に染みて感じています。それがあると何がいいかというと、お客様と会話がちゃんとでき、ファクトを積み上げるので嘘がなく、早くゴールに到達することができます。
 
現場だと「とりあえずやってみよう」となってしまうのですが、その前にいかに仮説検証を行うか、何が課題なのかを特定し、課題に対してイシュードリブンで向き合えるようになったのは、コンサル会社に入ってできるようになったことだと思います。
 
現場でのファクトからのボトムアップの力ももちろん大事だと思っています。そこにトップダウンでの仮説検証が入るとスピードが速くなるので、両方で考えることの重要性を学ぶことができました。

4.リグリットで得たものと今後の展望

ーなぜ、戦略系ファームから転職しようと思ったのですか
 
ファームの給与テーブルが改定され、同時にお客様へのフィーも上がり、戦略系案件の比率が高まってきていました。

元々、戦略系よりも現場系の方が得意だったことに加え、提案自体あまり得意ではなく、中々案件にアサインできない状況が続きました。案件が受注できないことで自信が持てなくなり、一時期、事業会社に移った方がよいのではと思ったこともあります。
 
―転職先としてリグリットパートナーズを選んだ理由を教えてください
 
リグリットパートナーズはエージェント会社から紹介されたのですが、まずコンサルティングスタイルである”ISAP”に共感したということがあります。
 
コンサルティングサービス提供スタイル(ISAP)】
Issue  Driven テクノロジーありきではない
Scopeless    必要なことは全てやる
Anti-Parasite 成果を根付かせ、出ていく
 
その上で選考が進み、オファーの際、自分が想定していたタイトルよりも上のランクで提示がされました。「チャレンジにはなるけれど、青山さんであればそのバリューを発揮してもらえると思う」と言ってもらえ入社を決意しました。また、やはり自信を失った領域でリベンジしてこそ、成長できると思ったことも大きいです。
 
―実際に入ってみてどうでしたか?
 
現在、製造業のクライアント様を中心に幅広く経験させてもらいつつ、その他ゼネコンや総合電機メーカー、ビル業界も担当しました。今まで経験したことのない生産スケジューラーを導入するプロジェクトも担当しています。PMロールはほぼ初めてのチャレンジとなりました。また、自分が主導での提案活動も初めて行い、いま提案しているものがまもなく受注できそうです。これが決まると自分で提案した案件の初受注になります。
 
前職ではデリバリが多くて提案活動をする機会がなく、提案活動自体に苦手意識がありましたが、初受注が間近で自分のコンプレックスが1つ減りそうです!
 
ー今後は、どんなことをしていきたいですか?
 
数年ここで頑張った後、PEファンドで製造メーカー様のバリューアップにチャレンジしてみたいと思っています。
PEファンドではなく事業会社でもよいと思っていますが、最終的には経営ボードに入りたいです。起業するかは分かりませんがあくまでもアドバイザリーではなく最終意思決定者として事業運営に携わりたいと考えています。

5.こんな方に是非来てほしい

―青山さんが思う、リグリットパートナーズに合う人は?
 
自分自身もそうですが「なんでもやるよ」「なんでもやれる機会がほしい」と思っている人には向いていると思います。ここではいろんな機会が転がっています。
また「これをやりたい」という強い意志がある人にも向いています。仮に今会社の中にそのケイパビリティがなくても、新しい挑戦をどんどん推奨してもらえるので、チャレンジしやすいです。
 
まだまだいびつな組織ですが、それゆえの面白さもたくさんあります。この会社だとインダストリーでできることを区切られてしまうこともないし、ベンチャーならではの勢いもあります。自由に挑戦できながらも、要所要所では優秀な人がうまく締めてくれるのもとても良いところだと思います。
 
コンサルティングファームはたくさんありますが、これだけ勢いがあって自由にチャレンジできる機会は、設立間もない数年しかなく自分はとても良いタイミングで入社できたと思っています。
 
―青山さん、ありがとうございました!
 
いかがでしたでしょうか?
 
・コンサルティングファームで経験を積みながらも、成長実感を得られずに悩んでいる方
・きれいごとではなく、現場に理解のある課題解決を行いたい方
・経営の意思決定を行う機会を得たい方
ぜひご応募お待ちしております!

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