運転コワイ
ゴールド免許である。
ただし、ペーパードライバー。
免許は30年前、大学時代に合宿免許で取った。
オートマ限定ではなく、マニュアルで。(ちょっと自慢)
合宿中、とにかく怖くて怖くて苦痛で苦痛で
「免許さえとれれば、もう運転しなくていいんだ」
と自分に言い聞かせながら頑張った。(目的よどこへ)
教習所内での原付練習
曲がろうとしてハンドルを切ると同時にぐっと手首を返してしまい、結果盛大にふかして大回り、対向車線に飛び出しあわや正面衝突の危機。。。対向車の教官と教習生のまん丸お目目が忘れられない。
路上教習
「車幅感覚」が壊滅的に掴めず、自転車が1台前にいたけど「まあこのままでも余裕で通れるだろ」と追い越そうとして教官にしこたま怒られる。右にウインカーを出して大きくよけて追い越す、が正しいらしいけどそんなことみんなしてるっけ?
高速教習
目玉ともいえる「合流」、夕日に目を直撃され何も見えず。「見えません!」を連呼 → 教官の「今いけ!」に従って合流。何の練習にもならなかった。
雪の路上卒業検定
道路がツルッツルに凍った日に当たってしまい、「ゆっくり行きます!」連呼、時速30km平均でジリジリとルートをこなし、なぜか合格した。
学科は何の問題もないので無事免許取得。以降身分証明書として大活躍している。一度だけ実家大分の空いた道路で走ってみたものの、カーブでがっつり追い越されて以来、まったくハンドルを握っていない。
結局、何が怖いのか?
「人を簡単に殺せる物体」を「自分の責任で操作する」に尽きる。
包丁は毎日使うけどもそもそも人に向けないし相当な力を使わないと殺せない、銃はそうそう手にしない。
でも車は普通に走らせているだけで何人でも殺せてしまう代物。
これまでは「責任感が強すぎるから」という考え方だったが、
「責任逃れ」という面も大きいんだろうなとも思う。
かもしれない運転の矛盾
子供が飛び出してくるかもしれない
自転車が突然ぱったり倒れてくるかもしれない
対向車がセンターラインを越えてくるかもしれない
って本当に思うなら、運転なんてできなくないですか?
私からすると、すごいなぁ~ドライバーみんな心臓に毛が生えてるなぁ~、が素直な感想。
定年後田舎に帰ることを見越してペーパードライバー講習でも受けてみようかなと思ったこともあるのだが、
私のような者はデビューしない方が世のため人のため、だよな。
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