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本気で呆気ないフジと私の2年間

2023年2月10日の正午に私のフジテレビ入社の夢は呆気なく本社に行くこともなく爆散した。(不合格のあとに残ったのは謎の趣味)

悲しくないって言えば嘘になるけど、今のところ不思議と後悔はない。
(多分あとでめっちゃ泣く)
私がフジテレビに入るために懸けた自己分析・時間・工夫、全てを出し切ったと思う。これ以上どうしようもないところまで来れた気がするので、自分をよく頑張ったと褒めてあげたい(誰か褒めて慰めてください)
とりあえず今回は自分とフジテレビの入社試験決意から敗北に至るまでを見ていくぞ、コノヤロ〜(約10分ほどかかりますが、読んでくれると嬉しい)

留年からテレビ業界へ行くことを決意

2021年1月、教授にパ○ハラ・アカ○ラを受けて、留年が決まり大学を辞めなきゃいけないところまで追い込まれたとき、自分の唯一の安らぎの時間はバラエティ番組(テレビ千鳥、脱力タイムズ)で、
まあここだけの話、他の時間は医学部受験目指して勉強してた笑

他の教授の先生が研究室に入れてくれることが決まり、とりあえず高卒は回避(ぶっちゃけ、めっちゃ可能性あった…笑)
大学院をもう一度受け直そうか思ったけど、
受け入れてくれた先生が就職を考えてみたら?と言われ、
だったらテレビに入りたいってことで、
ここから俺のテレビ局就活は始まった。(まだ終わってない件…)

「テレビといえばフジテレビ」というインスピレーション

そこでじゃあ自分はどの局に入りたいってなった時、
フジテレビだったんですよねー
自分がバラエティを好きになったキッカケが「笑う犬」って番組で、
めちゃイケもみなおかも好きだったし。
脱力タイムズは初期から見てたし、
明るいとか、一番楽しいんだろうなっていう軽い想像だけど
もう俺が入るのはここでしょっていう感覚ね。
(ここが地獄の入り口だったわけだが)

笑う犬といえば「はっぱ隊」

ゆえに決まる早速の就活浪人(22卒→23卒)

で、まず第一の問題が就活が始まったのが、2021年4月。
すでに各局は採用試験が終わってて、テレビ局はもうほとんど残ってない。
もちろん、22卒で就職するのが無難だったけど、
パワハラ教授のせいで人生が曲がって、
その上無理やり変なところに就職するのだけは嫌だったのと、
何よりフジテレビに自分は入りたいと思ったので、
既卒生(22卒だけど23卒として就活開始)として就活を戦うことに。
(ここの判断は間違ってなかったと思いたい)

テレビ局就活の登竜門フジテレビインターン

そこで、次に2021年の8月にインターンなるものがあることを知るわけですが、フジテレビのバラエティインターンはテレビ局就活の超大目玉なわけですよ。
ただ俺は、自己分析もかけだしで、番組企画の作り方も分からなかったので、ありきたりな文章・企画を書いて、見事に爆散
(まぁ、当時の限界を尽くしたESではあった)

のちに親友となる大学同期Yとの出会い

そして、2021年の夏が終わり、
徐々に秋・冬と近づいていく中で
、一人のテレビ局就活生Y(大学が同じ)と出会う。
Yはめちゃくちゃクレバーかつ熱いやつで、
今後のテレビ業界で先頭に立っていくやつだと思ってる。
(まあ、どうなるかは分からないけど信じてる)
会話を重ねていく中で、
テレビ局のマスコットのぬいぐるみを飾れば、
それは一つのアピールになるというアドバイスをもらい、
自分の中で一つ大それたアイデアが思いつく。

超スペクタル巨大ラフくんの制作を思いついた(自称)天才

それが「巨大ラフくん」である。
ぬいぐるみは正直言うと、何人かはいると思った。
テレビ局のアンテナショップで1500円くらいで買えるし。
そこで、俺は自作かつ等身大(130cm)で作れば、
他の人と差別化できるのでは?と思いついちゃったわけよ
早速設計図を書いて、
必要な素材集めとおおまかな制作スケジュールを立てる
(この時なぜか内定を確信する)

巨大ラフくんへの半端ないこだわり

2021年11・12月は制作に全てを費やした。
京都のダイソーの100円ショップの紙粘土を
自転車飛ばしてかき集めた(50箱ぐらい?)
そして絵の具はわざわざネットで
色にこだわり発色のいいものを選んだ(まじで何してんの)
結果ですね、
2022年正月には立派な巨大ラフくんが完成して、
ここで私は内定を確信してしまうわけです…笑
(脳みそがお花畑だから仕方ない)

ほぼ等身大(130cm)の巨大ラフくん

今考えると、「大学名」だけのエントリーシート

2022年1月初旬にフジテレビのES締切の到来。
もちろんここも全力を尽くしたが、
今考えるとかなり拙いエントリーシートでだったよ…恥ずかしい
ただ、そこは○大ブランド、
ESは大学名だけでぶっちゃけ通る
(まあ受○料払ってなかったN○Kはなぜか落ちたけどね)
1月下旬にとうとう1次面接到来である。

99%ウケを確信した1次面接

俺はもうワクワクである。
なぜならこれは絶対ウケると思ったから。
これを作るにいたる思考のおかしさ、
そして実現していく行動力、
それらをこのラフくんを通じて伝わると思ったから。
(この辺に自分の人任せな悪いところが出てる)
しかし、その面接は呆気なく敗退に終わる。
明らかな面接の準備不足が原因であった。

あとから思う、1次面接敗退の理由(ワケ)

2022年の面接で落ちた原因は、
めちゃくちゃあるけど大きなやつ2つある。
1つめは既卒について聞かれて答えられなかったこと。
これは1次で聞かれると思ってなかった、
ふいをつかれて変に繕ってしまった…(今なら返せたけどね)
2つめはラフくんを超えるなにかを見せれなかったこと。
ラフくんのインパクトが強い割に、
本人はつまらない人間だったと思う。
事実、作りたい番組聞かれた時も、
アメトーークのパクリみたいなやつだったし。
(今は、企画の作り方をテ○東で学び、割と自信がある部分)

残った汚い部屋と巨大ラフくん

まあ、そんなこんなあって、
23卒は落ちてしまったわけですよ。
ラフくんの制作で部屋は汚くなるし笑
制作費も3万円近くは吹っ飛んでますからね。
ただ、それ以上に面接で自分を表現しきれなかったのが、
めちゃくちゃ後悔が残って、、
もっと面接練習、自己分析しておけば
通ってたかもしれないのに。
そんなことばっかり思ってましたね〜

フジテレビの後悔を引きずる就活が上手くいくわっきゃない

で、まあそこから2022年6月頃までに色々な局受けては落ちて、
でそろそろやばいってなって他の業界も見始めた頃に、
またあの大目玉イベントがやってきたわけですよ。
そう、フジテレビのバラエティインターンです。
フジテレビの新卒採用は今年は97年生まれまでだったので、
なんとか申し込める年齢で。

フジテレビ・採用・ルネサンス

で、私はこのインターンを通ったら
もう一度フジテレビにチャレンジしようと心に決めました。
インターンに行けるってことは、
入社するチャンスがあるってことだと思ったから。
で、とにかくフジテレビのインターンのESは文字数が多い。
600〜800文字が3〜4問ある感じ。
いかに多くの文字数を楽しく読んでもらうか。
23卒の就活もしながら、ここに全力をかけました。

最強のすべらない話完成(まあすべったわけですけど)

親友Yにも協力してもらって、
これ以上ないESが完成しました。
特にフジテレビES名物「あなたのすべらない話」がお気に入りで
「昨年巨大ラフくんに慢心して入社試験をすべる、だが今年こそフジテレビに内定をもらい本当の意味ですべらない話にしたい」
(話としてうまいし、会社愛も伝わる完璧なESで自画自賛)

念願のインターン合格(お父さん・お母さん、本当にありがとう)

2022年8月初旬、
ありがたいことにインターンに行けることになりまして、
23卒→24卒に切り替えて、
私はもう一度フジテレビ採用試験を受けることになりました
(両親が生活を支えてくれた上で応援してくれて本当にありがたい)

貫禄のバラエティインターン(大学入ってから一番楽しかった)

2022年8月中旬、バラエティインターン当日。
本当に楽しい瞬間だった。
出てくる番組名が、
みなおか、はねとび、めちゃイケ、いいともとか、
本当にビッグネームばかり。
本当に楽しいインターンだった。
(詳しく知りたい方は是非インターンに参加してみよう!)

今まで参加した中で一番熱いインターン

私が一番目頭があつくなったのは、
何より東日本大震災が起きた時に、
いかに日本を元気づけられるのか、
熱い想いを持ってる社員の方々が本当に印象的で、
この人たちの下で働きたい、どこの部署でも構わない、
とにかくフジテレビに入るんだと決意したインターンになったんですよ
(本当に貴重な時間をありがとうございました)

インターンで受けた刺激があっという間に自分の細胞に

そこからは、
映像制作趣味にした方がいいというアドバイスを受けて、
お台場マラソン【埼玉からフジテレビまでの44キロ】を重りを背負って走ってそれを映像化したり。
そこで企画の起承転結大事だなと思って、
バラエティの台本予想(ナレーションと構成を自分で考える)やったり、
そのためにナレーション収集やったり。
(これらの趣味は永遠続ける予定)
あっという間に2022年が終わり、2023年を迎えるわけです。

色んな人と出会い、学びを経た上での「ESと面接対策」

2023年正月、
昨年同様フジテレビのESに追われ、なんとか提出。
ほぼ完璧なものが出せたと思うし、実際に通過。
それにプラス、想定問答もキャッチーなものが作れて、
これ以上やることがないところまで行き着いた。
(まあそれは奢りではあるのだが)
昨年ラフくんにあぐらをかいてしまった後悔をしっかり反省できたと思う。(もっと早く反省しろ)

1次面接で、すでに精神疲労限界突破…笑

2023年2月初旬昨年敗退した1次面接がやってきた。
結果から言うと合格したわけだが、、
周りは優秀な人で正直しんどかった。
アナウンサー学校に通ってた人は何を言っても面白かったし、
自分が難病を患ってたから医療ドラマを作りたいってのも普通に感動した。
フジテレビへの愛は自分が一番表現できたとはいえ、
落ちる可能性も十分にあったと思う。

2次面接のほうがぶっちゃけ手応えアリ!

2023年2月8日、2次面接。
ラフくんに興味津々で、
会話もそれなりにできたと思う
(まあ若干俺の方が話してたけど、面接なのでご愛嬌)。
一つ一つのワードで笑ってくれてたしなぁ
(愛想笑いと言われればそこまでなのだが)
何より
自分のフジテレビの愛を表現できた面接だったと思っていたのだが、、、
実は爆散していたのでした。

フジテレビにかけた全力!2年間

この2021~2023年の2年間は
フジテレビに入るために使った期間でした。
フジテレビに入るために22卒から23卒に決意したこと。
3ヶ月と2万円をかけて作った「巨大ラフくん」。
インターンで教わった「台本予想とナレーション収集」。
埼玉からフジテレビまでの44キロを走る「お台場マラソン」。
自分が挑戦してきた人生とフジテレビの「面白そうだからやってみよう」という空気が合っていると再確認した自己分析。
東日本大震災があった時「東北魂TV」や「いいとも早期再開」に尽力された熱い社員の方々の話を聞いて、ここで働くんだと決めて頑張った2年間でしたが、無念にもここで潰えました。本当に残念です。

ただ2年間を失っただけではないはず

ただ、これだけ伝えたいのは、
父の大病の時、
クラス替えで一番下に行って絶望した時、
浪人した時、留年した時、
フジテレビが私を救ってくれたのは変わらないこと。
そして、
インターンがキッカケで始めた映像編集、
インターンで教わった台本予想とナレーション収集は生涯続けていきます。
この2つはフジテレビがくれたものとして、
一生自分の身体から出ることはない。

これで縁がなくなったわけではないと思います
どこかのテレビ局や制作会社で力をつけ、
その時また入りたいと思っていたら、
(それは業界を知ることで変わるかもしれない)
改めて中途採用の機会で挑戦したいと思います。

ありがとうフジテレビ、また会う日まで(8チャンつければ会えるけどね)

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