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通天閣の下で呑んで

大阪と言えば食い倒れの街として有名だが、私にとっては大学卒業後、就職して最初に配属となった街でもある。
社会人としてはじめの一歩を踏み出した場所でもあり、慣れない環境ながら悪戦苦闘をした場所でもある。
当時は中崎町の喧騒の中で生活をし、週末には自転車で日本橋へ行き音楽のCDを物色することを楽しみとしていた。

とまあ遠く離れた街のことを書いているような雰囲気を醸し出しているが、現在京都在住なので隣の府だし用事があれば普通に行くことも多い。
ただ、ミナミの方まで出ることは珍しく、久し振りに通天閣の方まで行ってきたので記録しておきたいと思った。

通天閣

京阪と地下鉄を乗り継いでとても久し振りにこの街へやってきた。今では立派な観光地となっており外国人観光客も多い。20年くらい昔を思い返せばかなり綺麗で明るい見た目をしている街になったようだ。
昔は昼間から酔っぱらいが路上で寝ていたり、こんな言い方もアレだが、小汚いおじさんがいっぱいいた街だった。
今となっては観光客でごったがえしどこの飲食店も賑わっている。まあ、そんな我々も観光客のひとりなのだが。

てんぐ

今回の我々の目的はてんぐの串かつである。ここは学生時代、和歌山出身の先輩に連れてきてもらって知ったお店である。
京都から日本橋の中古CD屋さんを巡って新世界まで来て串かつを食べて飲んで帰るという先輩プロデュースの1日の思い出も詰まっている。
昔からの人気店だが、今でも行列の出来る店である。
今回は30分程並んでワクワクしながらお店に入った。

席はカウンターのみ

とりあえず瓶ビールをオーダー。眼の前にはキャベツと、ソースの入ったボウル。二度漬け禁止という言葉が有名になっているが、本場のスタイルである。

メニュー表

壁に書かれたメニュー表に目をやると1本130円〜490円の価格帯で選べる。定番の串かつ(豚)とどて焼きはオーダーしたい。

どて焼き

牛すじがトロトロかつ歯ごたえもあって甘めの白味噌のタレとの相性も抜群。お好みで七味をかけて食べるとなおのこと良い。ビールが進む。たまらなく美味しい。

串かつ4本とアスパラフライ2本

串揚げはバットとともに提供されます。基本的に串かつ(豚)を沢山食べたいタイプなので他のメニューより多めにオーダー。
このバットから串かつを持ってソースの中に浸し頂きます。ソースはさらりとしており浸すことを前提に調整されていると思われるので、辛くなく美味しい味に仕上がります。こちらもビールがまた進む。

串かつ(豚)2本と玉子フライ2本

玉子フライも美味しかった。大きな玉子がまるまる1つ。ゆで卵をフライにしているのかな。

タコ、貝柱、玉ねぎ(違うかも)

瓶ビールやどて焼きやら串かつやら色々頼んで、本場大阪の串かつを満喫。
多くのお客さんで賑わっていて外も行列だったので今日はこの辺にして店を後に。

二軒目はホルモン宗矩

新世界を抜けて、通天閣の下を通り、商店街の一角にあるホルモン宗矩さんではしご酒。詳しくは知らないがネットで見て気になっていたお店である。
立ち飲み形式で結論から言うと安く美味しいお店だった。ホルモン好きな人にはオススメ出来るお店だと思う。

レバー

ホルモン各種が串焼きで提供されるお店なのだが、これが美味しい。京都に来て欲しいし、また通天閣に来たらまた来たいと思えるお店だった。

レバーとセンマイのハーフ&ハーフ

極め付きはこのレバー刺しとセンマイ刺しのハーフ&ハーフ。どちらとも好物なのだがこれがとても美味しかった。これは京都には無いクオリティだよ。これが大阪だよ、と思えた。

レバーとセンマイのハーフ&ハーフ

まさかのおかわりをしてしまったくらい好きになれました。
色々な記憶と思い出を引っくるめて美味しいお酒となった1日でした。




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