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労コン受験記①

労働衛生コンサルタント試験が無事合格し、登録も済ましたわけですが、合格までに2年の歳月をかけてました。つまりは、1年目は不合格に終わりました。

今から考えれば、勉強の方法に大きな間違いがあったわけですが、合格までの2年間を振りかえりながら合格の最短経路を考えてみます。

労働衛生コンサルタントとは

労働衛生コンサルタントとは厚生労働大臣が認めた労働者の安全衛生水準の向上のため、事業場の診断・指導を行う国家資格(士業)です。

自身が産業医なので、産業医業界での労コンしかどういうものかは把握していないですが、医師でなくとも保健師や衛生管理者でも労コンを保持されている方もいらしゃいますし、労コンを本業とする方もいます。

産業医の中でも、技術や知識の練磨のために労コン取得される場合もあります。産業医大出身や公衆衛生を専門とする医師などは労コン保持率は高く、産業医の選任の際にスキル評価という側面もあるのではないでしょうか。

受験を決心するまで

本業が精神科医なので、周囲には本格的に産業医をされている方はいませんでした。そのため、労コンの存在や具体的内容を知ったのは、産業医業務を斡旋してくれている業者からでした。

労コンを持っていれば、なにかしらいいことがあるような口ぶりだったのでまずは取得しようと思い、調べはじめました。

医師であれば筆記試験免除であり、面接試験のみとのことでした。しかし、医師情報サイトなどでは合格率は約3割、難易度は高めの試験と判明。

面接試験の質疑では実務に関する具体的内容も問われるとのことでしたので、産業医の実務を経験しながら、労コン受験は数年は保留していました。

実務経験をしながら産業保健の疑問も多数抱き始めたので、勉強するいい機会になればと考えて労コン取得を決心しました。

産業医学講習会

医師なので筆記試験はすべて免除となりますが、面接試験の申請するためには産業医学講習会を受講し修了する必要があります。医師会主催ですが、産業医学専門講習会とか認定産業医研修会やら、似たような名称の講習会があります。

令和2年の産業医学講習会のお知らせになります。

http://www.okayama.med.or.jp/topics/wp-content/uploads/2020/02/20200619-21_sangyoui.pdf

東京のみの開催で、日本医師会館大講堂なるものにはじめて行きました。産業医更新のための単位取得目的の方もちらほら。3日間の講習会でしたが、産業医研修と同じような内容でした。

これでとりあえず面接試験の受験資格を得たので、面接試験に向けて勉強を開始します。

太郎



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