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【秘】会社員が昇進するための5つの秘訣

タイトルを見て、ぜひ聞きたい、と思った人は多いと思います。

しかし、簡単に昇進できる方法を書いた教科書はありません。昇進は、与えられた職責への”日々の貢献”と、”タイミング”、そして”運”によって、自分のコントロールできないところで半分くらい決まります。

とはいえ、昇進のチャンスを得る、運を呼び込むヒントは、いくつかあります。GenZeeは、有難いことに、運良く、日本企業と外資系で累計10回程、昇進させて頂ける機会がありました。その経験から、いくつかの参考となるヒントをシェアします。

1. 仕組みは理論的に作られていても運用するのは人

各社各様ですが、人事権を持つマネージャー向けには、各等級毎の期待される能力レベル、昇進のサイクル、昇進に必要な条件などが定義されています。そして、概ね一年毎にその部門の中から昇進に相応しい社員がいれば、ルールに従って推薦します。しかし、最終的に社員の昇進は、その時期における会社の業績を鑑み、全体で昇進を認められる人数、割合が決定された上で、調整が始まります。各部門毎に、マネージャーの上司、そのまた上司、x-functionalのリーダー達、及び人事部による話し合いの結果、最終的に、”Aさん昇進、BさんCさんは見送り”、などと決まります。

重要なのは、この一連のプロセスの中でアルゴリズムで自動的に決まる訳ではありません。直属の上司の熱意と努力も相当な割合で影響するのです。よって、昇進候補に上がるためには、上司との日頃の良好な関係がまずベースとなります。

2. 上層部は見ていないようでしっかり見ている

どんな会社であっても、人事権、昇進、昇給の決定権を持つマネージャーは、日頃から部下の言動や努力やチーム及び会社への貢献をしっかり見ています。それがマネージャーの主な仕事だからです。日頃から、高い評価をして会社に貢献し続けて欲しいのは誰なのか、という目で観察しているのです。

3. 最も重要な時期の頑張りと結果のアピール

どんな人にも、その役割の中で、ここが一番の頑張り時、という時期があります。そういう時に集中力をもって取り組み、成果を出す。山場が過ぎたらゆっくりペースに戻せばいい。その繰り返しで、トータルでいい成果を出せます。肝心なのは、いい仕事ときちんとした報告はセットだということ。頑張った後は、後々に残る報告書にまとめましょう。

4. 会社の業績にどれだけ貢献したかが大きく影響する

個々人の昇進も、会社の業績次第というところがあります。業績が悪化している中では昇進させられる人数は少なくなるし、業績が良い年は比較的多くの人が昇進できるもの。個人的に著しい成果をあげた時は、その直後に昇進できることを期待しがちです。でも、会社にとってはタイミングが合わない、ということもあります。そこで不満を抱えるのではなく、引き続き会社の業績にプラスのインパクトを及ぼす努力を続けましょう。

5. 昇進機会は思いがけずにやってくる

昇進は実力だけじゃなく、”運”も強い要素です。むしろ運次第、と言えるかもしれません。世の中は色々と恵まれている運の良い人と、運の悪い人がいます。

私のこれまでの昇進機会の半分程は、”突然上司が会社を辞めたか異動した”、ことがきっかけでした。その直後とは限りませんが、しばらく暫定で任命され、次の昇進のタイミングで、上がるという風に。上司のそのまた上司、の視点から、その人が辞めたら、代わりはこの人に、と任せてもらえるかどうか、という視点でいつでも準備しておくことが大事です。地道にコツコツと努力を続けていると、突然に運が舞い込んでくることは多々あります。

まとめると、

「上司との良好な関係を保ち、日々与えられた責任を果たし、重要な局面では逃げることなく必死で取り組み、会社の業績への貢献をアピールし続けることが、昇進への近道となる。」


以上、あくまでもGenZeeの考えですが、自らの昇進してきた経験と、文化やルールの異なる複数の企業で、何十人もの部下の人たちを昇進させてきた経験を踏まえての、「昇進の秘訣」でした。これから成長していく若者たちの参考になれば幸いです。

ここまで読んでいただきありがとうございます。関連する記事もお読みください。


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