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『行動はいつも自分に素直に美しく』              第3回3Kナラティブインタビュー


【X(旧Twitter)スペース】

3Kナラティブインタビュー
テーマ:『行動はいつも自分に素直に美しく』
インタビュアー:鷺谷 公平
インタビュイー:小太郎さん
第3回 3Kナラティブインタビュー リンク

【概要】

研修中の小太郎さん

4児の母であり、家事や仕事をこなしながらも
やりたいことのために都内まで通学をしているバイタリティ。
美容師から介護職。
そして介護×美容=ケアビィーティストとして
今後活動を展開していく小太郎さんをインタビューしていく。

●ケアビューティストとは

キレイになると誰かに会いたくなり、生きる活力が湧いてくる。しかし年齢とともに身体が自由に動かなくなった高齢者の方々は、“キレイでいること”をいつしか諦めてしまいがちです。そんな高齢者の方々に、美容の技術で自分らしさや生きる力を届け、笑顔のある暮らし方を支援するのがケアビューティーというお仕事です。

引用:介護美容研究所ホームページより


●趣味
・バイク(〜400CC)
・車

●活動
・ケアビューティスト「こころ庵」

●仕事
・現在:介護老人保健施設
・過去:美容師(7年程)/訪問介護/特別養護老人ホーム/通所リハビリ

【美容師の出発点】


高校卒業を目前に
「やりたいことに悩む」小太郎さん。

ふと開いた小学生の頃のアルバムには
「やりたいこと 美容師」
っと書かれていた。

あの頃の自分に立ち返って
やりたいことを成就させる。
これが美容師のきっかけであった。

専門学校には通わず
働きながら国家資格が取得できる学校に通い、
無事、美容師として働くこととなる。


Learn”あの頃を振り返るとヒントはある”


【介護のきっかけ】


ある日、祖父が体調を崩し入院。
そんな祖父をお見舞いに行くと
「人に寄り添う人たちの声かけ」
救われている祖父を見て気持ちが芽生え始める。

「自分も人に寄り添うことがしたい」

まずは働きながらヘルパーの資格も取得できる職場に転職。
ヘルパー1級(現:実務者研修)まで取得し
サービス担当責任者としても勤務された。

実際に現場に入ったあの頃を、今振り返ると
「施設とは違って自宅に入らせてもらってするケアは身近に関われていた」
と話す。

訪問介護の次は特別養護老人ホームに勤めるも、
8時間夜勤であり、次の日が出勤になる勤怠に
生活のバランスが取れずに1年で退職となってしまう。

その経験を活かし
次の職場は夜勤拘束16時間だが
翌日は夜勤明け
翌々日は休みのシフト構成であった
現在の介護老人保健施設に入社し現在に至ったようだ。

チームリーダーも務めつつ夜勤も行うが
現場職員の数には恵まれており
残業も殆どなく定時で業務を終えることができていると話す。

筆者自身も仕事の相談をよく受けるが、やはり
時間の余裕のなさは直接的なストレスや退職理由にもなりやすい

しかし、
小太郎さんはそういったストレスが安定しているため
継続して現職でいられる理由にもなっていると感じた。

Learn”仕事と気持ちのバランスはそこに立っていられる理由になる”

【子育てしながらの仕事の背景】

4人の子供を抱えながら
祖父からインスパイアされた介護現場を継続できたのは
「家族の協力があったから」と小太郎さんは話す。

基本は夫と実父の援助を得ながら行っていく。
場面は、やはり夜勤や変則勤務の時が主である。

そんなご主人は嫌な顔せずに
主人は「何とかなるよ!」
っと心強い言葉で支えてくれたと言う。

その背景には
自分のやりたいこと、思い
夫の気持ち、考えを話し合う
「日常的なコミュニケーション」があった。

当たり前のようだが
お互いが理解しながら
生活を保つことは案外難しい。
なぜなら、
どちらかが不公平さを感じると反発してしまうからだ。

だからこそ
定期的に話す時間を設ける行動は
双方良しの状態を作り出せたと感じる。

小太郎さんは
「夫への感謝は絶えない」っと話す。


Learn”継続の秘訣は対話”

【美容×介護】


介護を経験して15年が経過しようとしてた頃
現場が体的にも厳しくなることも見据えて
「ケアマネジャーの仕事」も将来的に考えていた。

そこで
SNSからのご縁で繋がった
小太郎さんが称する「師匠」
つまりメンター的存在の方から一言
「本当にやりたいことは他にあるのではないか?」

小太郎さんは
自分自身と向き合い直す
人に寄り添える介護の仕事
幼少期から夢見た美容

2〜3ヶ月悩んだ末に
介護×美容=ケアビューティストの道を決意する。

ケアビューティストとして活躍するためには
働きながら
都内の学校まで通い、養成認定や卒業する必要がある。
(6ヶ月〜1年)

そのため、単独で決断に至った訳ではない。
その背景には
ご主人や子供たちの支えもあった。

子供たちは驚いていたようだったが
ご主人は
「前からやりたいと言っていたよね?
それなら一番しっくりくるんじゃない」

こうして、
本当にやりたいことに向かって歩みを進め始めた。


ケアを実施中の小太郎さん

Learn”向き合ってくれていたのは自分だけではない”

【今後の展望】


現在、すでに具体的なアクションを起こしている小太郎さん。

まず、屋号を作りSNSでも広報活動を開始している。
以下リンク
・ケアビューティスト「こころ庵」

もちろん
施設の中での活動や
他施設での活動についても
上司を巻き込んで話ており
施設長の返答を待っている状態だ。

自分の施設の方だけではなく
いろんな施設の方に
「おしゃれをすることで心が豊かになる体験」
広げていきたいと話す。

最後に小太郎さんが現場を振り返り
放った言葉で締めさせていただく。

「家族の理解は大切!
今、私はやりたいことをやれているが、
夫、子供たちがやりたいことがあれば応援していきたい。
そして
子育てしながらでも
やりたいことがあったら
諦めなければできると思う。
是非、頑張っていただけたらなっと思う」


Learn”最後まであの頃の夢と今の自分を諦めなかった。だから今がある”


【質疑応答】


●ニヤさん(小規模多機能型居宅介護施設 主任)
感想
・家族の理解があってすごく良かった
・家族間のやりとりもお互いのニーズを尊重していくことで
親密さが深まるのだなっと感じた

●ペドロサさん(介護福祉士)
感想
・この業界で長く務められているのがすごい
・趣味が多く、バイクについても驚きであった

●こたひなさん(障害施設GHの経営者)
感想
・実はこたひなさんの愛犬コーギー「小太郎」と同じTwitterネーム
・小太郎さんはポメラニアン「小太郎」
・家族の理解が素晴らしい!

【ナラティブを一文字に】


なんとなく幼少期のアルバムから始まった美容師と
祖父との別れがきっかけで始まった介護
いつも自分の気持ちに素直に向き合って行動した結果
くっついていくこのプロセスに感動しました。

では小太郎さんに送る 一文字漢字はこちら!

介護の介に「守る」という意味があります。
家族の気持ち自分の気持ちを介して
たくさんの美しさを最後まで守る
そんな意味を込めて

くっつけちゃいましたw



これからも小太郎さんの
ナラティブを応援しております♪

インタビュイーの小太郎さん
ご清聴された皆さん
ご覧いただいた皆さん
ありがとうございました!

実際のインタビューも聴いてみてくださいね(*^^*)
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