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初めてでもOK!【京都一人旅】一泊二日で坂本龍馬ゆかりの地を巡ってみました

~その2:龍馬との初対面から清水寺の夜間特別拝観~


「その1:旅行準備から観光スタート」までの記事はこちら
なぜ坂本龍馬の旅にしたのか、旅の準備や初日前半の出来事について紹介しています。

龍馬に会いに行く

まずは腹ごしらえ。
ホテルから出て、最初に探したのはお昼ご飯が食べられるところです。

龍馬のお墓までの間に五条坂清水寺商店街を通るので、どこかしらランチにいい場所があるかな、とフラフラ歩いていました。坂を登りきって緩やかな下りに差し掛かったところでそれは現れました。

よしむら 清水庵

よしむらさんのHPには、このようにあります。

東山山麓が一望できる絶好の借景を有した、大正時代の面影を随所にとどめる庵でございます。清水の喧騒から少し離れ、ゆったりとした時間をお過ごしください。

店内へ入ると、借景が好きな私を見透かしたようにお庭がよく見えるカウンター席に通していただきました。

穴子天そば(温)1,600円

落ち着いた店内でたくさん撮影をしたくなかったのと、とっても空腹だったので写真はこの1枚だけです。
借景の映像はしっかり心に刻んでおきました。

京都霊山護国神社へ

素晴らしい景色とくつろげる店内でお腹を満たした私は早速、目的地へ向かうことにしました。

維新の道を歩くこと約10分。ほとんど人気(ひとけ)のない上り坂。
11月末の京都は冷えるので厚着をしていたのですが、しっかりひと汗かきました。

当神社は、幕末維新に殉じた志士と大東亜戦争にいたる京都府出身の英霊七万三千十一柱奉祀する

京都霊山護国神社

明治維新で命を落とした幕末志士と太平洋戦争(第二次世界大戦)の際に亡くなった兵士たちが祀られている神社です。

早速、入場料¥300を支払って龍馬のお墓へ。

これがまた階段をいくつも登るのです。マスクをしていたので途中、呼吸困難になるかと思いました。
やっとの思いでたどり着いた先にはー。

右が中岡慎太郎の墓石、真ん中が坂本龍馬の墓石、左が龍馬の用心棒・山田藤吉の墓石
左:坂本龍馬像・右:中岡慎太郎像

龍馬のお墓から見下ろすことのできる京都の景色は最高でした。

色々と頭の中で龍馬に伝えたいことをたくさん話して、気づいたら30分くらい経っていました。

暗殺されたときに共に命を落とした中岡慎太郎藤吉が一緒に眠っているので、きっと龍馬は寂しくないと思います。

ただ、道半ばでこの世を去らなければならなかった悔しさは計り知れません。私にはとても想像できないことばかりです。

私の性質上、たまに生きづらさを感じてしまい、もう何もかも投げ出したくなる時があります。
そんな時はここで眠る志士たちのことを思い出そうと決めました。
これからも山あり谷ありの人生を生きていく勇気をもらえた気がします。

最後に桂小五郎(木戸孝允)と妻の幾松(木戸松子)のお墓も近くにあったので寄ってみました。

桂小五郎・幾松 墓所

だいぶ日も暮れかかってきたので、歴史館の方へ。
すると・・・残念ながら月曜日は休館日!
翌日の朝イチに予定をずらすことにしました。

夕食と幻想的な清水寺

湯葉が食べたい!
予定外に時間がぽっかり空いてしまったのと、スマホの充電も危なかったので、一度ホテルへ戻ることに。
部屋に入り荷ほどきをして、少しゆっくりしていると・・・。

いつの間にか寝落ちしてしまいました。
相当疲れていたんだな、と実感。
窓の外はすっかり真っ暗。
まだお腹は空いていなかったのですが、夕食へ出掛けることにしました。

お目当ては、こちら日月庵

お店入り口までの外観お店入り口までの外観
お店入り口

夕食のピーク時より少しだけ早かったのか、3-4分待っただけでテーブルに案内されました。

私は湯葉が大好きなので、今回も絶対に食べるつもりで来ています。

湯葉御膳 ¥2,000

右の鍋に湯葉の膜が張ったらすくって食べます。
左の湯葉をしゃぶしゃぶしても美味しいです。

豆腐田楽

御膳についてくる豆腐田楽。こちらも絶品でした。

京料理に舌鼓を打ち、龍馬に考えを巡らせながら、この後どうしようかな、と思っていました。

清水寺の紅葉と成就院庭園の月夜

お店を出てとりあえず近くの清水寺に寄ってみることに。
もう閉館していると思っていたのですが、ものすごい人混み。
なんと秋の夜間特別拝観が開催されていたのです。
期間は、11月18日〜30日までとのことでギリギリ間に合いました。

何も知らないで来ていたのですが、これは行くしかないということでチケットを購入しました。
人の波がすごくて写真を撮るのもやっとだったのですが、なんとか撮れたものを載せます。

西門近くの三重塔

写真では伝わりきらないことが多いですが、「息を吞む景色」とはこのこと。一人旅だからこそ思う存分、息を呑むことができました。

清水寺の敷地内に「名勝 清水寺成就院の庭園」(室町時代創建)があることをご存知でしょうか。動画があったので、シェアします。

こちらも夜の特別拝観を行っていたので、鑑賞することにしました。
撮影禁止だったので写真はありませんが、あの光景はずっと忘れません。

月夜に浮かぶ「月の成就院庭園」。
高台寺山の山中に一基の灯篭を立てており、その姿を見事に借景しています。

山と庭との遠近感が素晴らしいアートでした。
たまたま私が鑑賞していた席は、豊臣秀吉寄進の「誰が袖手水鉢」が目の前にあり、まさにこの庭園を独り占めしている気分になりました。

紅葉だけでなく芸術的な夜の庭園も拝むことが出来て、本当に素敵な夜になったと思います。
なんだか龍馬からのプレゼントかな、と思いたくなりました。
思うだけは自由なのでお許しください。笑

ホテルでくつろぐはずが焦る

とても寒い夜でしたが、ずっと外にいてもそんな寒さを感じさせないほど気分が高揚していた私です。

帰り際にコンビニで缶チューハイを買って帰りました。
ホテルに着いて部屋に戻る前に、気になっていた屋上テラスを覗いてみることに。
屋上テラスから見えた景色は、京都タワーと先ほどまで居た清水寺。

ホテルの屋上から見える京都タワー
ホテルの屋上から見える清水寺

夏場だったら友人と屋上テラスでお酒を飲むのもいいな、と思いました。
部屋に入ると、すぐに熱いシャワーを浴び、プシュッと一杯。
さーて、明日は何するかな。

まずは、今日行けなかった霊山歴史館へ行く。
そのあとは、スターバックスコーヒー二寧坂ヤサカ茶屋店に行きたい。
そのあとは・・・
や、やばい。何も決めていなかった。
Google Mapで「坂本龍馬」と検索すると・・・
かなりの地点がヒットしました。

こんなにあるのか・・・。私のゆるさが露呈した瞬間でした。
内心とても焦り、慌てて2日目の旅程を組むことに。

怒涛の2日目を覚悟しつつ、ほろ酔いで眠りについたのです。

その3へつづく

















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