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元Jリーガー×元ブラジルプロ×ただのサラリーマンが中学生に伝えたかった事とは?

3月16日 山口県周南市の熊毛中学校に、3人の中年が訪れていました。それは、この日、中学2年生全員に向けたある授業を行うためでした。

授業名は、「勇気を持って一歩踏み出す授業」

現役選手ではなく、現役を引退した後の元プロサッカー選手が、授業をするというのは、めずらしいのではないでしょうか?(おまけにただのサラリーマンまで 笑)

この授業の企画は、昨年 レノファ山口とトクヤマが締結した「J公民連携 ESG/SDGsパートナー」における、「スポーツを通して、子供たちの心身の健康増進やコミュニケーションの促進を含め地域社会の健全な発展に貢献」の取り組みの一環として、実施したものです。

前々から自分が思っていたのは、現役選手だけでなく、現役を引退した選手が、その後、どういった壁や苦労を乗り越えてきたのか?そういう、夢だけでない、現実的な話も、きっと中学生や高校生のためになるのではないか?

そして、もう一つ、伝えたかったことは、挑戦する人や人と違ったことをする人を、馬鹿にしたり叩くのではなく、応援する、自分もやろうとなる前向きな、文化になってほしい。一人一人の個性を認める。意識高い系でもいいじゃないか!それが3人の想いでした。

私自身、前にもnoteに書いたあるきっかけから勇気を持って一歩踏み出して、会社でも異色な、レノファとの取り組みを進めてきました。当然、こんな異色な活動をやっていたら、色眼鏡で見る人も中にはいますが、全力で動いていたらたくさんの人が助けてくれて、応援してくれるようになりました。

そのムーブメントはさらに最近急速に大きくなって来たようにも感じます。サポーターさんを初め、協力してくれる人の輪がどんどん大きくなっていってます。2022Jリーグシャレンアウォーズも一般投票結果では全58チーム中、7位になりました。最終日には、たくさんの選手までもがリツイート投票してくれました。

授業では、それぞれが自身のはずかしい経験も踏まえて話をしました。私は中学時代にいじめられた経験。H氏は、Jリーガーを9年やった後、一般企業への採用試験で相手にされなかったこと。O氏はブラジルで言葉がしゃべれず引きこもった時期があったこと。それぞれが、本気で伝えようと、いいことも悪いことも全て包み隠さず本音で話をしました。

その想いが伝わったのか、生徒たちがすごく真剣に聞いていることが、話しをしていても感じられました。

3人の話が終わった後は、中学生に、これから勇気を持って一歩踏み出したい事を宣言してもらいました。

少しの間があった後、一人の生徒が手を挙げて発表すると次々と手が挙がりました。全生徒をはじめ、メディア取材陣や先生方、その場にいた全員の前向きな雰囲気が会場の体育館全体を包みこんでいました。

これこそが3人が伝えたかったこと。勇気を持って一歩踏み出す。そして、それを馬鹿にすることなく応援する雰囲気。今日は手を挙げて発表できなかった子もいたかもしれません。それでも、今はできなくても、何歳になっても思い立ったらチャレンジできる!

中年3人の熱血チャレンジはまだまだ続きます。




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