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テレビを捨ててもうすぐ10年。

私は2011年に地上アナログ放送が終了した時点でテレビを廃棄したので、およそ9年間テレビを自宅で観ていない。しかし、それで困ったことはほとんどない。

病院の待合室や旅行先のホテルのテレビを見ることはあるが、おそらくその時間をトータルしても年間5時間を超えることはないだろう。

ニュースは「googleニュース」をはじめとした様々なニュースサイトで読むことができるし、映像コンテンツは「netflix」「fulu」などのサブスクリプションやyoutubeがある。

スマホやタブレットからいつでもそれらコンテンツにアクセスすることができるので、一方的にランダムなコンテンツが表示されるテレビをわざわざ観る必要はなくなった。

テレビを観ない事のデメリットは俳優・アイドル・テレビにだけ出る芸能人・お笑い芸人が全くわからないということ。これで困ることは”テレビをよく観る人”と会話する時に相手がその話題を振ってきた時だ。

ただ、私の仕事の界隈でテレビの話題をする人はほとんどいないので、それが理由で仲間外れにされたり出世に影響が出る事はなかった。

「水道橋博士」というのはどこかの大学の教授だと思っていたし、46とか48が付くアイドルの名前を覚えている人は百人一首強そうだなと思っていた。それを話すと”テレビを観る人”は大概笑ってくれるので、そのまま商談を進めていけばよかった。

”テレビを観る人”がよく「最近のテレビはつまらない」「偏向報道ばかりだ」と話している姿を見かける。観ていない私にはわからない。そう感じたならチャンネルを変えればいいと思うが、もしかするとチャンネルを変えても同じ結果になるほど酷い状況なのかもしれない。

世間に対してテレビを観るなと訴えかけるつもりはない。「テレビを観る」というジャンルを否定する事は自分の好きなジャンルを否定された時の事を考えれば相手の気持ちがわかる。

しかし、前述したような”テレビに不満のある人”はいますぐテレビを捨てるべきだろう。あなたの可処分時間(自分の意志で自由に使える時間)は有限だ。不満のあるものを我慢して時間を失っても得るものはない。友人やSNSに愚痴をこぼしてもあなたの心が濁るだけだ。


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ここから蛇足。

……だらだらとテレビを観ることについて書いた。数ヶ月前からtwitterで発信しようと思っていたが「テレビを観る人」の中の非常識な人が絡んできたら嫌だなと思って、下書きに保存したままツイートしなかった内容だ。

昔はこういうことを「チラシの裏にでも書け」と言ったものだが、いまやSNSが世界中で共有されるチラシの裏になってしまった以上、「自分の考え」をどこで発信したらいいのかは難しい問題になった。

「トラブル処理に自分のリソースを割きたくないからネットでは本音や賛否両論ある内容は書かない」

と決めているが、それを続けているとストレスがかなり溜まる。コロナ以前は友人と酒を飲み交わして発散したものだが、今はそれができない。

noteを書く人/読む人は情報リテラシーが高く、「テレビをよく観ている人」は少ないだろうと踏んだのでこちらに書くことにした。

以上「チラシの裏」でした。

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