ミートボールと唐揚げ
ミートボールと唐揚げですが、言い方を変えれば肉玉&フライドチキンです。
さて、昨日はaokidaokidさんからの質問で使っているスープは市販のガラスープなのか、というのがありました。
そういえば使っている中華スープの素に関して、あまり今まで言及していませんでした。
うちで使っているのは30年くらい前から創味食品のシャンタンDXなんです。
白い缶に入って売られているペースト状の中華スープですね。
もう結婚する前からコイツに決めています。
ここで疑問に思う方もおられるかもしれません。
「30年前じゃスーパーで創味のシャンタンDXなんか売ってねーよ」と。
ところがギッチョン、実は40年も前から家庭用にシャンタンDXは売られていたのです。
だだし販売メーカーと缶と商品名は違っておりました。
創味のシャンタンDXは顆粒が多い中華スープの中でも珍しく、ペーストタイプの調味料です。
そして缶に入ったペーストタイプの中華スープというと、他にも思い出す製品があるのではでしょうか。
そう、廣記商行が販売している赤い缶の味覇です。
フタに北の指導者みたいなオッサンが書かれていますが、廣記商行は北と無関係な神戸の会社です。
実はこの味覇、7年前まで中身はシャンタンDXだったのです。
意味が分からないと思いますが元々は創味が業務用に製造しているシャンタンDXという調味料があり、それを家庭用に廣記商行が販売したものが味覇だったのです。
つまり7年前までの味覇はシャンタンDXであって、それ以降の味覇はシャンタンDXという名前に変わり味覇の中身は現在別の物という訳の分からない事になります。
何故そのような事態になったのかというと、味覇が販売された当時は契約がアバウトでシャンタンDXを家庭用に委託販売していたとする創味側と、味覇を創味に委託製造させていたとする廣記商行側とで大きな認識のズレがありました。
それだけなら良いのですが2010年代に廣記商行が創味に無断でチューブ入りの味覇を販売してしまったのです。
創味はシャンタンDXのレシピを廣記商行に公開しておらず、このチューブ入り味覇は全く別の会社に委託して製造された訳です。
これに怒った創味食品と廣記商行との製造契約は2014年をもって破談、元々の味覇はシャンタンDXに、その後の味覇は中身が別物へと変わりました。
私としては創味側の言い分の方が説得力があると思うのでシャンタンDXを使い続けています。
真実は白い缶の中にある訳ですね。
そんな中華スープの素では高額な部類に入る創味のシャンタンDXですが、分量通りお湯に溶かし醤油チューブのニンニク生姜を入れるとアラ不思議、サービスエリアのラーメンスープになります。
お試しあれ。
押すなよ!絶対に押すなよ!!