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カレーライス


カレーライスですが、海上自衛隊の金曜カレーが有名ですよね。

海の上では曜日感覚がなくなるので、区切りとして金曜日はカレーの日とされます。


しかし、これは海上自衛隊が始めた行事ではなく、歴史は旧日本海軍の土曜カレーにまで遡ります。

海上自衛隊と日本海軍の関係性は深く、その創設には多くの海軍出身者が関り、カレーを始めとした数々の伝統が受け継がれました。


さて、そんな昨日5月27日は日本の今は亡き海軍記念日、旧日本海軍がロシア海軍に圧勝した日でした。

今から約100年前の西暦1905年5月27日、ロジェストヴェンスキー中将の率いるロシア海軍バルチック艦隊と、東郷平八郎大将率いる日本海軍聯合艦隊が極東の利益をめぐり対馬沖で激突します。


バルチック艦隊は主力艦8隻その他補助艦艇50隻、迎え撃つ日本海軍は主力艦4隻その他補助艦艇131隻。

バルチック艦隊は主力艦の数で有利、日本海軍は補助艦艇の数で有利。

世界各国の評価は、ほぼ互角でした。


そして5月27日の早朝、仮装巡洋艦信濃丸から敵発見の報を受け

「敵艦見ゆとの警報に接し聯合艦隊は直ちに出動、これを撃滅せんとす。本日天気晴朗なれども波高し」

という、私も一字一句記憶している有名な電文が発信され、日本海軍は全艦隊で戦闘行動に移りロシア海軍と総力で激突します。


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海戦の結果はロシア側の損害が主力艦6隻を含む沈没21隻、拿捕6隻、中立国抑留6隻、戦死者5000名、捕虜6000名で壊滅状態なのに対し、日本側の被害は水雷艇3隻が沈没、戦死者100名と、日本の一方的勝利にパーフェクトなビクトリーで終わりました。


この海戦をきっかけに開国から僅か50年足らず、欧米列強と違って大した資源も植民地もなく、ちっぽけな国土である日本が世界列強五大国の仲間入りを果たしてしまうのです。

世界を支配していた欧米ホワイティには、極東イエローモンキーへ恐怖した歴史上のホラーなエピソードでしょう。


そしてその後、海軍記念日は反則チート性能であるアメリカとの戦争で日本が叩き潰された結果、嫌がらせとして廃止されます。


しかし、現在日本を占領中の世界最強と謳われるアメリカ海軍第7艦隊司令部、その隣に位置した横須賀市三笠公園では、シレっと日本海海戦記念日として現在でも盛大なる式典が密かに執り行われているのです。

残念ながら今年は感染症の流行により式典が中止となりましました。


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そんな海軍記念日ですが、別名は私の誕生日です。





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