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アジの開き


アジの開きですが、昨日は戦車の日でしたよね。

皆様方におかれましても自分の大好きな戦車に想いを馳せたかと存じます。


近代兵器としての戦車は第一次世界大戦中の1916年9月15日、ソンミ会戦においてイギリスが世界で初めて実戦に投入しました。

現在でも陸上兵器の王者として君臨する戦車は製造に高度な技術や広い生産層が必要とされ、単独で設計開発製造が可能な国は世界でも数ヶ国に過ぎないと言われます。


さて、我が日本国は自国開発の可能な数少ない国に含まれ、国産第一号である八九式中戦車はイギリスから遅れる事13年後の1929年に誕生しました。

敗戦による武装解除で戦車の開発も中断しますが、東西冷戦以降の世界情勢から開発が再開され現在に至ります。


そして現代日本における最新鋭戦車は陸上自衛隊の装備する10式戦車で、さすがはハイテク変態国家ニッポンという性能を誇っているのです。

ちなみに戦車の年式ですが敗戦以前は西暦ではなく皇紀が使われており、読みは10式の場合ヒトマルシキなので注意して下さい。


10式戦車の性能はというと一般公開の富士総合火力演習ではスラローム走行やドリフト走行中に主砲を発射し目標へ全弾命中させるなど、その変態性に世界各国の軍事関係者は度肝を抜かれたと噂されました。


普通の戦車であれは直進していても移動中の射撃は車体ブレや傾きなどで目標へ命中させる事は難しく、ましてや相手も動いているのであれば更に困難なのです。

しかしこいつは直進どころか、ドリフトしながらであろうが相手が動いていようが関係なく当ててきます。

戦車のスラローム走行は相手の砲撃から身を守る為にも使われたりしますが、こいつは平然とそれをしながら当てにくるのです。


また砲撃だけでなく運動性も変態的で、最高速度70kmからのフルブレーキで移動距離が3mという洒落になってない殺人ブレーキを備えています。

マジで乗ってる人は重量加速度により本気で死にかねません。

その上、バック走行の最高速度も時速70kmといわれます。

自分の運動性は変態レベルな上に砲撃の命中率も変態とあれば、変態仮面もフォォォォ!と叫ぶ事でしょう。


軍事機密なので10式にはデータリンクや統制射撃システムなどまだまだ隠された能力もあるでしょうが、私が敵国の戦車兵なら正直こんな化け物と戦いたくありません。

例えるならガンダムに対峙するザク、ではなくマゼラアタックのマゼラベース相当でしょうか。


そんなアジの開きでした。



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