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ねぎとろ丼


ねぎとろ丼ですが、ネギとトロでねぎとろ丼と何の捻りもありませんでした。


さて、このところ私のコメント欄でKAさんと謎の応酬をしている話題があります。

普通の人には何が何やらサッパリ意味不明の意識不明でしょう。


これは2008年から放送界のチャレンジャー、テレビ東京系列で1年間放送されていた「ケータイ捜査官7」という特撮ドラマのネタなのです。


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特撮ドラマというと普通は子供向けと相場が決まっていますが、これはジャリ向けを装った大人の番組なのでした。

放送局がテレ東という事もあり視聴率が振るわず知名度が低いのも事実ですが、私のようなコアなファンも多い作品です。


全体のストーリーはというと近未来、コミュ症な高校生の主人公網島ケイタが、ある事件に巻き込まれた事を切っ掛けにサイバー犯罪と闘う秘密組織のエージェントとなり、人間として成長していくというものです。


主人公を演ずるのは昨今カメレオン俳優とも名高い若き日の窪田正孝君で、これが初主演作品となります。

この配役についてシリーズ監督の三池崇史氏は「10年後に窪田を選んだ理由がわかる」とオーディションの時に述べたそうですが、確かに劇中でテンパった時の演技は半端ではありませんでした。


また作品全体のテーマとなっているのはネットワーク社会とAIとの絆という、まさに私の大好物なネタなのです。


そしてドラマ上重要なアイテムとなっているのが、歩く中折れ携帯のフォンブレイバーです。

実はサイバー犯罪と闘うといっても人間がメインではなく、主にこいつらが闘う訳です。


フォンブレイバーはエージェントの相棒となりクラックされたシステムをカウンタークラックで正常化させたり通信傍受する機能などを持っているのですが、自我も与えられており相棒である人間に小言を言ったり歌ったり踊ったりします。

この自我があるという事で人間と機械の間に絆が生まれていく、というのも重要なテーマとなっているのです。


これがですね、フォンブレイバーの姿は手足の生えたガラケーで声もオッサンなのですが、色々と物凄く健気で可愛いんですよ。

当時は「無機質萌え」などという意味不明なワードも生まれました。


そのフォンブレイバーは1号機から7号機までがロールアウトされており、主人公には最新型である7号機「セブン」が成り行きで与えられました。

しかし、その他のフォンブレイバー達はというと初号機の「ゼロワン」は立て続けに相棒が死亡してハートブレイクの末に逃亡、2号機「セカンド」はゼロワンにメインチップを破壊され廃棄処分、4号機「フォース」は未知のコンピュータウイルスに侵されて凍結状態、5号機はゼロワンによってロールアウト前破壊、6号機「ロク」は海外出張と、日本で稼働しているブレイバーは事実上セブンと3号機「サード」しか残されておらず、話が進むにつれ過酷な展開となっていくのです。

ちなみに1話から欠かさず観ていて最終話を観終わった当時5歳の息子は、涙を流しながら10分以上も微動だにせず固まっていました。


さて長々と語ってしまいましたが、バンダイチャンネルやアマプラで第1話だけ無料なので興味があったら観て下さい。

基本的に1話完結方式で、ハードアクションからコメディやホラー、泣ける話や訳の分からない話まで幅広く取り揃えております。

キャストも豪華だしVFXも現在と遜色ありませんです、はい。






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