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クリームシチュー


クリームシチューですが、私の熱心な読者であれば外国料理ではなく、純然たる日本発祥の料理であると良くご存知かと思います。


良くご存知でないニワカなド素人の為に補足しますと、これは敗戦後の食糧難でアメリカから支給された脱脂粉乳の使い道として考案され、学校給食に採用された料理が発祥です。


敗戦後支給されていた脱脂粉乳は質の良い物ではなく、そのまま学校給食に出したら美味しくないと残す生徒が続出、総スカンを食らっていました。

生徒が飲まない以上は廃棄するしかない訳ですが、ここに日本の勿体ない精神が発動されたのです。


つまり先行して学校給食に採用されていたカレーから、カレー粉の代わりに脱脂粉乳を混入させた訳です。

カレーと具材も作り方も共通項が多く、給食のおばさん的にも都合が良かった訳です。


これは白シチューと称されて生徒の間でも評判となり、カルシウムの補給という観点でも最適と学校関係者からも支持されました。

更には昭和41年から市販のルゥも販売され、クリームシチューは家庭にも爆発的に普及していく事になるのです。


そして後年、私がクレアおばさん日本人説を唱えるに至ります。


そんなクリームシチューですが、市中引き回しの上打首獄門でした。




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