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**好きな用紙 02**

さて、今回は好きな用紙第二弾です。ページもの等でページ数が多いとき等にお勧めの用紙です。

++モンテルキア++

すばり、この用紙です。本当に素敵な用紙です。まずは用紙の特徴から紹介していきますね。「モンテシオンの姉妹品でさらに白さのアップした嵩高ラフ紙です。モンテシオンよりやや重くて、モンテシオン69kgとモンテルキア81.5kgが近い厚みになっています。」

この「モンテシオン」も素敵なのですが、個人的には「モンテシオン」より重量感があります。

見本帳だとこんな感じです。

++中面がモノクロの冊子にお勧め++

カラーでももちろん、美しい発色をしますがモノクロでかつ、写真等をいれなければならない場合は、お勧めの用紙です。綺麗に濃淡がでます。また、ページ数が多くても大丈夫。エアーがあるので一瞬背幅の心配をしてしまいそうですが、そんなことはありませんし、しあがったときも見た目の重厚感より体感はかなり軽いです。

++書籍用紙は?++

書籍用紙と呼ばれる部類にモンテルキアを入れてしまっていいのかはわかりませんが、書籍用紙と言えばこれ。

<b7バルキー>

https://www.nipponpapergroup.com/products/printing/coated/b7_bulky.html

王道です。この用紙は書籍用紙と言われていて、大抵の書籍に使用されています。大抵の印刷機はこの用紙を嫌うことなくモノクロもカラーも綺麗に出してくれます。実際、わたしも冊子作成で使用しましたが、モノクロの仕上りは綺麗でした。ただ、モンテルキアと比べて出来上がった冊子の重量感は、きも~ち「ずしっ」とします。

++中面の用紙を選ぶときは++

くるみ製本に至るくらいの背幅になるようでしたら、書籍用紙を選ぶことをお勧めします。ただ、予算の関係等もあると思うのでその際は用紙屋さんと相談をして、台割を見ながら想定の厚みを算出したうえで、トータルの刷り数と相談した方がよいです。また、恐らく折丁合になると思うので製本現場の方とも、キンリョウの確認も先に行っておくと、印刷後の作業がスムーズに行きます。

++コミュニケーションが命++

どんなお仕事もそうですが、印刷も同じでリレーです。制作が終わり、入稿をし、印刷→乾かして~→製本とざっとこんな流れです。事前に打ち合わせをしておけば、何も問題ないことも、打合せをしなかったことでトラブルになることも多いです。特に製本においては、よくあります。トラブルは、誰もhappyにはならないので、事前のコミュニケーションを大切にしたいですね。あと、搬送する場合は配送会社さんとのコミュニケーションもお忘れなく。


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