メンタルケア的セルフネイルのポイント

気持ちが落ちているとき、タブレットやスマホの画面を見つめるのではなく手を動かしたい。
料理、掃除、洗濯……家事もいいけど「タスク感」で息が詰まる。
というわけで、作業療法的ネイルを始めました。
ズボラ、不器用でも安心安全です。
以下のポイントを押さえるだけで、まあまあ見栄えのするネイルとなります。

1.ベースコートは必ず使う

メンタルケアの一環なので下準備に時間や労力をかけていられません。
そんな元気があれば、研究か仕事か家事をやりますよね⁈ な状態です。
しかし「(恥ずかしくない程度に)爪にきれいな色を付けた」という小さな報酬は得たいもの。
というわけで、ベースコートという神アイテムだけは必ず使用します。
塗りムラや失敗が格段に減ります。
速乾のため、ベースコートのみの塗布で療法終了というのもアリ。
持ちやツヤにこだわらないのであれば、トップコートは不要。

2.爪の表面は磨いておく

細かさの違うやすりを何枚も用意する必要はありません。
一枚で光沢の出るタイプのやすりを用います。
このタイプは力要らず&技術要らずなので、神経戦を避けながら手を動かすことができます。
例えばこんなの↓


3.ポリッシュはラメかパールの2択

塗りの粗が気にならないのは、断然ラメ入りかパール入りです。
ノーマルポリッシュは避けます。
黒、紺、ブラウン、赤などの濃い色はもってのほか。
オフの際の手間まで考えるならば、パール入り推奨。
ラメだとオフに2倍くらい時間がかかります。

4.しごくときは刷毛のみ

いよいよ塗りへ!
私だけかもしれませんが、毎回はまる罠があるのでここに記しておきます。
液量の調整のために、刷毛を瓶のふちでしごきますよね?
その際、刷毛のみをしごき、刷毛の上にある軸はしごかないようにしましょう。
液がダマになり、塗りムラが発生する原因となります。

5.刷毛を液につけるときは垂直

これもお前以外やらないよ!と言われそうなのですが、忘れやすいので記します。
刷毛に液を浸す際は刷毛の角度に注意しましょう。
液面に対して垂直の角度を保って下降します。
ポイント4と同じく、これにより瓶のふちなどに溜まっているダマを拾わずに済みます。

6.塗るのはしごいた裏面

しごいた面の反対側に残っている液を爪に塗布します。
爪の大きさやポリッシュの古さによっては、しごく必要がないこともあります。

7.気を使うべきは爪の根本

失敗ネイルにならないための最大のポイント。
それは、爪先ではなく爪の根本!!
液端が滑らかにつながるよう気を使います。
ここまでで唯一の神経を用いる場面と言っても過言ではありません。
小指から塗る、机に乗せて塗る、指を回転させて塗る……
色々な攻略法がネットの海には流れています。どれでもいいです。
根元が滑らかにつながってさえいれば。
爪先にムラが多少あってもそこまで気になりませんし、重ね塗りすれば修正できます。爪の側面に塗り残しがあっても大丈夫。遠目ではわかりません。
しかし爪の根本だけは失敗が目立つ上に、修正の難易度が高く、はみ出した場合は絶望的です。
根本から数ミリ離したところに刷毛を置き、液が自然に広がるまで刷毛を動かさないようにしましょう。
液が広がらないのならば、それは量が足りません。
丸いホットケーキを作る要領で、液が広がるのを待ちましょう。
息は止めないで!

8.一度塗りで充分と心得る

ラメかパール入りならば、一度塗りで充分。
ここで欲を出すと、さらなる塗りムラのリスクを冒すことになります。
静かに乾くのを待ちましょう。
一度塗りならば待ち時間もさほど長くありません。

以上が作業療法的、ほどほどに綺麗なネイルの塗り方です。
最低限ここを抑えておけば小さな満足の得られる時間となることでしょう。
気分が落ち込む、疲労がたまっている、でも動画やSNSに時間を奪われて過ごすのはイヤ!というときにお試しあれ。

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