カフェを脱サラしてまで開業した理由。人生1回だから。自信があったと言うより悔いのない人生を送りたかったから
私は40歳のときにカフェを開業しました。それまで普通の会社員としてキャリアを積んでいたのですが、ある日ふと「人生はあと何年続くかわからない」と考えるようになったのです。
会社員として安定した収入があり、ある程度の社会的地位も得られていました。しかし、毎日同じような仕事をこなすことに少しずつ飽きが来ていました。自分の人生を自分のペースで歩めるようになりたい、新しいことにチャレンジしたいという思いが強くなっていったのです。
そんな中、以前から興味があった喫茶店開業に目を向けるようになりました。以前から趣味で珈琲を淹れたり、カフェ巡りをしてたこともあり、自分なりのカフェづくりのビジョンもできていました。しかし、安定職を捨ててカフェ経営に乗り出すのは容易ではありませんでした。
家族からは意外にも「今の仕事を辞めて早くやった方が良いと」と背中を押されました。友人からは「安定しているのに何を考えているのか」と心配の声が上がりました。一時は自分の決断に迷いも感じました。
しかし、私には確かな夢と目標がありました。「人生には後悔したくない」「自分の人生を自分らしく歩みたい」という想いが、私を止められないほど強くあったのです。そしていつかこの想いを実現したいと切に願っていました。
そこで私は、会社を退職し、全てを賭けてカフェの開業に挑戦することを決めました。家族や友人を心配させてしまったことは申し訳なかったですが、自分の人生は自分で決めるべきだと考えていました。人生は一度きりしかないのだから、悔いの残らない人生を送りたかったのです。
開業当初は本当に大変でしたが、徐々に店舗も軌道に乗り始めました。朝から晩まで必死にがんばった甲斐があり、自分の夢を実現できたことに大きな喜びを感じています。
これまでの人生経験を活かしながら、お客様に喜んでもらえるカフェづくりに取り組んでいます。お客様の笑顔を見るたびに、自分の決断が正解だったと実感しています。
もちろん、今でも周りから「まだ間に合うから元の職場に戻ればいい」と言われることがあります。でも私はそれでも譲りません。自分の人生は自分で決めるのが一番大切だと考えているからです。
自分の人生は自分で決められるという自信と、悔いのない人生を送りたいという想いが、私を現在のカフェ経営へと導いてくれました。夢に向かって一生懸命取り組んでいる今の自分を誇りに思っています。
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