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the Karaage era

生まれ変わっても貴方に出逢いたい
生まれ変わったら唐揚げになりたい
あなたは何に生まれ変わりたいでしょうか。
もしくは、生まれ変わりたく無いかもしれませんね。

さて、今質問に答えたあなたが見たのはどこでしょうか。

「生まれ変わる」って言葉を使う時、未来を指すことがほとんどだと思うんです。
でも私たちは、過去に生まれ変わることだって、今に生まれ変わることだって、未来に生まれ変わることだってできる。
そう、思いませんか?

私は、過去に生まれ変わるのが怖いです。
正確に言ってしまうと、過去に生まれ変わり、悲惨な死に方をするのが怖いだけなのですが。
今は認められていない事が許される時代で有り、決して今のように便利な暮らしはできないですからね。

ですが、過去に生まれ変わったらやってみたいこともあります。
今のように発達した世の中ではございませんので、アナログ人間の私にとってはとても住みやすいとも思うのです。

文通する事で思いを馳せる時代。
一編の詩や短歌で心をときめかせる時代。
馬車や人力車の乗客に触れるその風の時代。
海や湖は澄んだ空のような色なのでしょうか。

私たちが学んだ古文のような、もしくはシェイクスピアの見た世界がそこにはあるのでしょうか。
それって、なんともロマンチックな事だとは思いませんか?

ドレスを仕立てて社交会に行きましょうか。
香を焚きしめた文を流しましょうか。
レコードから流れるその声を口ずさみながら、ケーキを焼くでも、その近くの花瓶に刺された真っ白なチューリップでも、いいかもしれませんね。

さて、話は逸れましたが、
生まれ変わるという事が本当にできるのであれば、その可能性は無限大だと思うのです。
この世界以外にも世界があれば、ですが。
何にでもなれるとすれば、さらに広がりますね。

パラレルワールドであったり、自分の生きている現在とは違う現在、もしくは、そもそもこの世ではないどこか。
ものや空気から雰囲気まで、キリがありませんね。

ただ一つ言えることは、どんな時代に、世界に、何に生まれたとしてもそこに生まれた意味があるということ。
そう思います。
結局はこんな、つまらなくて、大雑把な結論に至るわけですが、
こんなつまらない質問にあなたは答えられますか?

答えられたあなたはきっと、どこか、あなたの知らないところで学びを得ていたのでしょう。
答えられないのなら、それが、答えかもしれませんね。
私の解釈にしか、過ぎませんが。

さて、貴方がここに生まれた意味はなんですか?
生まれ変わったら、何になりたいでしょうか。
唐揚げでも、いいですよ。

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