Terminal
いつだって完璧を求めていた
完璧主義の私が完璧だったことなんて
なかったのかもしれない
だって完璧って何かわからないんだもの
自分の中の最高
自分から見た最高
他人から見た最高
他人の中の最高
でも他者が存在する限り
最高なんてどこにも無くて
最高は完璧に行くための駅だと思ってたんだけど
最高っていうのは行き先のわからない列車だった
でもある方法なら行き先を変更できる
上手くいけば完璧にだって辿り着ける
でもその為には隣に座るあなた
一緒に乗った友人
これから乗り込む全ての声に耳を傾けず
自分の意思を持たなければいけない
そんなに強い人間じゃなくても
未知の世界や限界を知ろうとする
冒険心は捨てられないことに気づいたら
きっと駅に着くことはない
私は終点を選ばないことを選ぶ
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