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こころ揺さぶる言葉や文章🍀美味しい酒肴🍺に日々是好日を感じるおばちゃんです。 少しずつ…

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こころ揺さぶる言葉や文章🍀美味しい酒肴🍺に日々是好日を感じるおばちゃんです。 少しずつ書く練習をしています

最近の記事

今すぐに行きたいところ

若い頃は、ワイワイと大勢でお酒を飲むのが好きだったのに、歳をとると誰にも邪魔されずにサクッと短時間で飲みたいと思うようになってきた。 会社の近くで、ちょっとだけ美味しいものをつまみたい時にフラッと立ち寄れるお店はないかなと思っていた矢先、「このお店、美味しかったから是非行ってみて」と味にうるさい先輩から1枚のカードをもらった。 駅前の大通り。片側3車線の道路の真ん中には路面電車が走り、ショッピングモールや百貨店 オフィスビルやマンションが並ぶ。 若者たちが好きそうなお店も華

    • 瞑想よりポテチ

      バリッ、シャクシャクシャク バリッ、バリッ、シャクシャクシャクシャク バリッ、バリッ、バリッ、シャクシャクシャクシャクシャク 口の中の音とリズム、一度手を伸ばすと、途中でやめることができない。 私は人生の中でどれだけこの音を立ててるだろう。 たまに1つ舌の上に置いて、上顎に押し付けてプレスするとじんわりと味わいある油が染み出してくる。 袋の中にめぼしい存在が無くなると、さらに凝縮された旨味にまみれまくったその粉をかき集め、指先にみっちりくっつけてぺろりと舐める。 そしてひ

      • ある日のさんぽ道

        寒波は人から起き上がる意欲を奪う。 もともと冬は苦手。 年末年始の休暇の間、冬眠動物になってしまった。 惰眠を貪る。 3度の飯の時間にはふらふらと起き上がると食べたいものを食べる。 そして満腹は眠りを誘い、寝床へと運ぶ。   クマは冬眠中、一切食事をしないらしい。 生産性はクマ以下である。   そして仕事始めの1月5日、使いモノにならない自分に愕然とする。 増えた脂肪の厚みでパンツは入らず、動作を忘れた膝は立ち上がると痛い。   ヤバすぎる・・・。 脂肪を脱がねば・・・。

        • 見違えた姿に思うこと

          久しぶりに会った姪の姿。「誰?」そして目をみはった。 これが本当の二度見という意味なのだろうと思う。 「えー!すごく痩せたねー。別人かと思ったわー。」 「うん。14キロ痩せたよ。」 「シュッとしたなー。かっこいーなー。頑張ったねー。」 中学校ではバレーボール、高校、大学で陸上部の投てき種目とがっつりスポーツに打ち込んでた彼女。 女性に向けた言葉としてはいかがなものかと思うのだが、170センチ近い身長ということもあり「ガッチリ、いかつい」が第一印象。 高校、大学時代に陸上

        今すぐに行きたいところ

          たとえ薄曇りでも

          コロナ禍で外出もままならない中、部屋の中の不要品を片付けた人も多かったと聞く。 私もその中のひとり。 世界を席巻している「ときめく」か「ときめかないか」で決めるあのメソッドを真似て片付けは進んでいた。 押し入れの隅から出てきたのは小学校〜高校時代の通知表やアルバムの数々。 その中に小学校の卒業文集があった。 卒業間近の教室で、自分で表紙の絵を描き、印刷された同級生みんなの文章が綴られた本文を糸でかがり、背を製本テープで貼り、丁寧に作ったのを思い出した。 押し入れの片隅で相当の

          たとえ薄曇りでも