ロジカルな話し方、ロジカルな文章
●ロジカルシンキングとは?
論理的思考の意味で、物事の全体像を把握し体系的に筋道を立てて考えることです。
ビジネスにおいて非常に重要となるスキルです。ロジカルシンキングについては様々な本、記事がありますので参考にしてみてください。
●ロジカルな話し方、伝え方
この記事ではロジカルな話し方、伝え方について話していこうと思います。
①主張、事実、理由づけの三角ロジックで相手に伝える
何かを相手に伝える場合、根拠を作る事が大切です。
根拠とは事実と理由づけの2つの総称です。
相手から「わからん、理解できない」と言われたら理由づけを
「もっと客観的に」と言われたら事実を追加しましょう。
主張:ビジネス書を読みなさい
⇒主張だけでは相手は「なんでビジネス書を読まないといけないの?」となります。
事実:成功者はビジネス書を読んでいる
理由づけ:ビジネス書には成功のヒントがあるから
⇒事実と理由付けをはっきりさせる事で自分の主張の根拠が明確になり相手にも伝わりやすくなります。
注意すべきなのは事実と理由付けを意識するあまりに、主張や結論を明確にしない場合です。
「成功者はビジネス書を読んでいるなあ」(事実)、「ビジネス書には成功のヒントがあるからなあ」(理由)
これだけでは相手は、で?だからどうした?
となってしまいます。
だから「自分自身がビジネス書を読みたいのか」もしくは「ビジネス書を読む事の大切さを主張しているのか」
のように同じ事実と理由からでも複数の主張や結論があります。
なので主張、結論も明確にする必要があります。
②伝えたければ「つなぐ」
ロジカルに話すには相手に共感してもらう事が大切です
会話は相手と通じ合っていて意味を成すものです。つまり共感される事が大切です。
ではどうすれば共感されるのか?
それはキーワードを連続させる事です
A>B>C>D、のようにストーリーを意識し言葉を繋げていくことがポイントです。
飲食店の店舗サービスの見直し
をテーマに例を挙げると
1)サービスの見直し
↓ サービスを見直すと
2)リピータが増える
↓ リピータが増えればそこから新しいお客さんが増える
3)新しいお客さんが増えれば売上が上がる
↓ 売上が上がればさらにサービスを見直せる
このようにキーワードを連続させると文と文の飛躍がなくなり、相手の理解、共感を得ながら結論を話せるので、言いたい事が明確になります。
③暗黙知を形式知にして伝える
簡単にいうと「客観的に伝える」です。
暗黙知とは個人の過去の経験から成り立つ主観的な知識、あるいは言語化されていない(できない)知識のこと。
形式知とは主観的な知識を文章や図を活用して言語化したものです。
相手に伝えるときに暗黙知をそのまま伝えてしまうと相手に理解してしてもらえません。
暗黙知の主観的な知識、経験やコツなどを言語化し形式知に変換してから相手に伝える事で相手は理解しやすくなります。
自分の文章に暗黙知が含まれていないかを確認し整理する事で相手の理解度もぐっと上がるはずです。
ロジカルな話し方の一部を紹介しました。
ここで上げた3つ以外にもたくさんの要素があり、これらは意識や訓練で、すぐに身に着く能力です。
日常の生活から実践していきましょう!
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