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【イベントレポート】ROSCAFE TECH NIGHT #4 〜今、CTO / VPoEに求められる事とは?〜

皆さん、こんにちは!
ぶっちゃけ系エージェントROSCA広報のSahoです!

この記事では企画・運営、そして当日のモデレーターを勤めました私Saho@ROSCA広報目線でイベントの様子をお伝えしたいと思います!

ROSCAFE TECH NIGHTってどんなイベント?


今回で4回目となるROSCAFE TECH NIGHTですが、改めてどんなイベントなの?というところで、お話をしたいと思います。ROSCAFE TECH NIGHTは、オンラインを中心にイベントを行っていた中で「もっとエンジニアの方にリアルな価値提供をしたい!」という思いからスタートしたオフラインイベントです。

回ごとに異なる業種・業界のCTO、VPoEの方をお招きし、その立場から考える自身のあり方、技術選択や採用戦略など、幅広いテーマでLTをしていただいています。LTタイムの後は登壇者も参加する交流会を開催しており、こちらでも新たな気づきや出会いがあった!と大好評。

「一度に多くの技術責任者の話を聞けるのが嬉しい!」「コロナでなかなかこういった機会がなかったのでありがたい」という声を受け、毎月の定期開催としています。

それでは、早速見ていきましょう!

LT1:組織をドライブさせる「評価」方針 成原 聡一朗さん 株式会社スペースマーケット VPoE




最初のLTは素敵な会場を提供してくださったスペースマーケットさんより、VPoEの成原さん。Webデザイナーからキャリアをスタートし、大手グルメ口コミサイトのフロントエンドエンジニアとして活躍したのちスペースマーケットにジョインされたそうです。スペースマーケットは、全国に2万7000件以上の様々なスペースを掲載する、国内最大規模のスペースシェアプラットフォームです。住宅、飲食店、スポーツ施設、映画館など多様なスペースの利用を可能にしています。

「スペースシェアをあたりまえに」をミッションに掲げ、技術を通じて新しい「当たり前」を作り、世の中を面白くしていくことを目標としています。
実際にイベントの会場でも「弊社や類似のサービスを使ったことはありますか?」という質問がありましたが「知ってはいるけれど、利用はしたことがない」という声があり、このスペースシェアというものを日常の当たり前にすることが課題となっているそうです。

(ちなみに私Sahoは、このイベントの少し前に偶然、個人的な利用でイベントスペースを利用させてもらったばかりでした...!笑)

この日は、エンジニア組織をドライブさせるための評価についてを共有いただきました。

チャレンジ:評価というものは非常に難しく、評価者と被評価者の間に存在するギャップを認識している。不安定な評価を避け、定性 + 定量評価の組み合わせと被評価者との定期的なキャリブレーションを行うことで客観的な目標設定を目指す。

評価の重要性:適切な評価が成長に寄与すると考えており、組織全体で評価を重視する方針を持つ。達成された成果や組織への貢献に基づいて評価を行う。被評価者の立場で常に考えアクションする。

今後はチャレンジを面白くすること、ミッションとしてステージを当たり前にすること。TECH MISSIONとして、当たり前をアップデートし続けることに注力していきたいと考えているそうです。


LT2:「今、CTO / VPoEに求められる事とは?」 小宮山 凌平さん 株式会社Kyuzan CTO





2番目のLTは株式会社Kyuzanより、CTOの小宮山さん。Kyuzanは「自らブロックチェーンのユースケースを創造し、世の中に革新的な体験を生み出す」をミッションとする、NFTゲームをはじめとしたWeb3プロダクトと、Web3開発基盤を開発しているスタートアップ。


特に、グローバルチーム構築の取り組みについてのお話が興味深かったです。元々日本人だけで構成されていたエンジニアチームが、現在は60%以上が海外のメンバーで構成されているそう。チーム構築の戦略としては、リモートワークを前提としたドキュメンテーションの充実、タスクと時間の可視化を重視したとのこと。日本人だけのチームでは、必要以上に海外のプロダクトに壁を感じたり、そもそもそれらのキャッチアップが疎かになってしまう感覚があったそうです。既存の日本人メンバーもおいていかないように、まずは英語を話さなくてもコミュニケーション可能なグローバルチームを整備したとのことでした。


今回のテーマである「CTOに求められる事とは」というところで、スタートアップの創業CTOであるご自身の立場からお話をしていただきました。アイディアの作り方やチーム編成、PMFや価格設定、マーケティング、法律など、技術以外にも多くのことを学ぶ必要があり、そこがエンジニア時代との違いだったそうです。限られた時間の中、不健康にならずに多くの課題を解決するためには「とにかく自分が楽しいことをやっていく」ということが一番大切であると考えているそうです。

LT3:「開発カルチャーとその醸成」安達 司さん 株式会社Asobica プロダクト開発部部長 VPoE




3社目のLTは株式会社Asobicaの安達さんです。現在はAsobicaでVPoEとして活躍されています。株式会社Asobicaは、現在6年目のスタートアップで「遊びのような熱狂で世界を彩る」というミッションのもとカスタマーサクセス領域でのプロダクト展開を行っています。今回は開発組織におけるカルチャーの重要性についてお話しいただきました。Asobicaでは「大人な開発組織」を心がけています。

カルチャーが組織のアイデンティティとアライアンスの確立、メンバー間のモチベーションとコラボレーションの向上、才能の引き寄せやリテンション、および組織の変化への適応能力の確保に不可欠であること、またカルチャーがエンジニアが成長し、指数関数的に進歩するための土台となり得ると考えているそうです。また、採用マーケティングにおいてもカルチャーを活用することで、組織の雰囲気をより魅力的かつ伝わりやすく伝えることが可能になっています。

変化し続ける市場と技術の環境の中で、エンジニアが組織のビジョンと戦略に沿って効率的に動くことは、とても重要なことです。「自分は成長できているんだろうか?」と考えたときに、それを解消してくれるのはカルチャーではないかという点が非常に印象的でした。組織のカルチャーと自分のあり方を見直すきっかけになった方も多かったように感じました。


LT4:鴻上 大輔さん 株式会社Rockets 代表取締役CEO




最後のLTは株式会社Rocketsの鴻上さんです。CEOである鴻上さんはエンジニアリングのバックグラウンドを持ち、フルスタックエンジニアとしてキャリアをスタートしました。ふるさと納税のサービスの立ち上げに貢献し、ITと事業の融合の魅力を実感したそうです。その後、さまざまなスタートアップでの経験を経て、株式会社Rocketsに参画しました。Rocketsは、BtoB SaaS市場での立ち位置を確立しています。セールスエンゲージメントプラットフォームを運営し、法人営業向けのサービス「LEADPAD」を提供しています。

スタートアップとしてのRocketsの事業方針として、アジャイルなプロダクト開発を重視しているそう。ユーザーフィードバックの重要性と迅速なプロダクトの反復を大切にしています。技術面では、フロントエンドとバックエンドの開発で最新の技術を採用し、変化に強いシステム構築を目指しています。

評価制度はまだこれからというところで、新しい挑戦に対してオープンな文化のRockets。チームの課題を共有し、それらを逆手に取って楽しさとやりがいを日々の業務の中に見出しているそうです。

まとめ

2024年最初の会となったROSCAFE TECH NIGHTも無事に終了いたしました。次回以降もたくさんの学び、そして出会いを提供できる会にしたいと考えていますので、ぜひぜひエンジニアのご友人をお誘い合わせの上、お越しください!お待ちしております!

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました!
また次回の記事でお会いしましょう!


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