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マッサージ屋としての感覚とものづくりの感覚

他長年足の裏を見続けていると、いろんなことが見えてきます。

それはなぜか?

体の症状と心は密接であるためです。

自覚がない場合でも、体は正直です。

稀に恐ろしいほどの精神力で確実に体に出るであろう症状を抑える人もいますが、一般的には無自覚な心の動きも体は記憶します。

足裏から見えるものは、筋肉の硬化や血液の滞りなどです。それがどの箇所に出ているかで、その人の普段の姿勢や癖、またそこから、思考パターンなど、全てとは言えませんが、見えるのです。

見えたらよいかという問題ではないのですが、これがアクセサリーを作る時にだいぶ役に立つということが分かったのです。

長い間、足裏を見てきたお客様からのアクセサリーのオーダーには、足もみをしている感覚で作っていることがわかりました。

大体の好みを伺って、それに沿って作っていくのですが、好みを念頭に仕入れに行くと、なぜか事前に聞いていた好みと全く違うタイプのものを仕入れてしまうことが何度かありました。

違うと思いながらも作って、恐る恐る見てもらうと、本当にぴったり合うものであったり、ご本人が今まで気づかなかった自分自身の好みだったりします。

なんと表現して良いのかわからないのですが、物なのにその人っぽいというのが面白くてたまらなくなりました。

何人からか、自分の症状に合ったアクセサリーを作って欲しいと頼まれ、症状に・・・?と戸惑ったりもしますが、何かを捻り出すのはかなり楽しい行為だという事がわかってきたのです。

もの作りをしている方々は皆さんこんな感じなんでしょうか?それとも自分の感覚なのでしょうか?



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