自分の何を知っているか


そもそも20代後半まで、私の中で
”自分を好きになる”なんて思考に至る事がなかった。

自分が好きな人=ナルシスト
と、子供の頃から型にはめた考えを持っていたのだと思う。


家事に育児とパートでいっぱいいっぱいなのに、
当時、夫から家事を完璧にしろと言われ
ケンカの毎日。

我慢ならずに義母に話を聞いてもらっていた時のこと。

ありがたいことに義母は私の話を”うんうん”、
と聞いてくれていた。


帰ってきた言葉は、
”あなたは自分にご褒美をあげないと”
だった。

夫(義母からすれば息子)の擁護でも
私に賛同するわけでもなく。

そんな返事に私は

ご褒美、、?
今そんな話をしているんじゃなくて。
私はご褒美が欲しいわけじゃない、、、

そう思った。


けれど何か引っ掛かる。

後から理解できたのだが
きっと義母は根本的に
私の心を解さないと何も良い方向に向かないし
どんな言葉を返しても響かない。
そう感じてくれたんじゃないかなと思う。

まずは私があれもこれもやっているのに
何も”得られない不満”を
自分で理解することが必要だった。

頑なに、
”夫が変わればいいのに。
私はこんなに頑張っているし
尽くしているのに。
私は頑張ってるから間違っていない”
そう思い込んでいた。

でも、、
ご褒美か。
お金はあまりかけれないし。
夫に子供を預けるのも
実家に子供を預けるのも
なんか違う。。

私が満たされる時?
自分で自分を喜ばせる方法?

ない。
見つからない。


そして確かに
私自身が自分を蔑ろに扱っていたのだ。

労ってみる。
自分を甘やかしてみる。

まさにその行為ができるまで
私は数年かかった。

なぜか。

驚くことに
自分を甘やかしても
満たされない。


ここで自分にとって
本当に価値あるものを考えるようになった。

今の私を作った原点である。

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