真なる闇の花
数千年に一度、全ての光が消え失せる日がある。
太陽はとある星の影に隠れ、電気であろうとなんだろうと、なぜかその日だけは、あらゆる光が消える。
数千年に一度のその日に、咲く花がある。
その花が咲くとき、その世界に光は無い。故に、だれもその花の形を知らない。だれもその花を見ることはない。
されどその花は蕾を開く。
誰に言われるでもなく、密やかに。
真なる闇の中。ただ、花を咲かすのである。
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数千年に一度、全ての光が消え失せる日がある。
太陽はとある星の影に隠れ、電気であろうとなんだろうと、なぜかその日だけは、あらゆる光が消える。
数千年に一度のその日に、咲く花がある。
その花が咲くとき、その世界に光は無い。故に、だれもその花の形を知らない。だれもその花を見ることはない。
されどその花は蕾を開く。
誰に言われるでもなく、密やかに。
真なる闇の中。ただ、花を咲かすのである。
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