【自己紹介】ストレスまみれの不健康バリキャリが、植物のチカラに魅せられるまでの軌跡
はじめまして。
お読みいただきありがとうございます。
原因不明の不調に苦しんでいたわたしが、ハーブに助けられ、ハーブの世界に身を置くまでのお話をしたいと思います。
長い話になりますが、ぜひ最後までお付き合いください。
私のライフワーク
滋賀県を中心に植物療法スクール『Roots Herb School』を主宰しています。5年前に小さな教室を開校してからコツコツ活動し、今では関西だけでなく関東や北陸からも生徒さんが来てくださいます。
最近では大学や高校、市民大学、カルチャースクールや企業などから出張講座のご依頼をいただけるようになりました。植物のチカラで心も身体も健康に。できれば住んでいる場所の恵みを活かしたい。そしてふるさとの自然を大切にする気持ちをみんなが持てるようになれば。そんな思いで日々活動しています。
植物の世界への扉
私が植物療法の世界の扉をたたいたきっかけ。それは突然襲い掛かった原因不明の体調不良でした。
自分で言うのも何ですが、そのころの私はいわゆるキャリアウーマンでした。朝早く出勤し、夜遅くに帰宅するとメイクも落とさずに倒れるように寝る。帰宅途中には眠気が我慢できず、道路に車を停めて仮眠。で、お巡りさんの職務質問をうけ「またあたなですか」と呆れられる。そんな生活をしていました。人間ってそんな最中は自分が疲れていることに気づかないものです。むしろワーカホリック気味で充実感すら感じ、仕事にできるオンナはかっこいいとさえ思っていたのです。
悲劇は突然に
何のお知らせもなく、悲劇は突然訪れました。
いえ、カラダの方からはずっとお知らせされていたのに気づかなかったのです。とにかく私にとっては急でした。
いつも通り出勤したのですが、何だか右の指先が痺れる。そして時間とともにその痺れが上昇するのです。そして次は左手へ。これってもしかしてやばい!?どうなるの?そんな状態なのに考えたことは「まだ手は動くね。今のうちに仕事を片付けないと」と。。。
異常です。たぶん心が病んでいました。数時間経つとついに痺れは全身へ。そしてとうとう息ができなくなりました。はっきりと死を意識した瞬間です。「このまま死ぬのかー。部屋を掃除しておくんだったなあ」と妙に冷静に考えたのを覚えています。救急病院に運ばれ診察。最新の機械であらゆる検査と点滴をしていただきました。
結果はまさかの「異状なし。過労ですね」とのこと。「うそやろー。そんなわけないやん!息できひんねんで!」とりあえずお大事にと送り出されました。そんな状態で帰宅しましたが状況は一向に良くなりません。今度は39度の高熱。立つこともままならず、這ってトイレに行きました。耐えられずまた病院へ。そしてまた異常なしとの診断。結局1週間ほぼ寝たきりで過ごしました。そのあと少しは改善しましたが、微熱は1か月以上続きました。 もうあの病院に行くのはやめよう。もっと大きな病院なら何かわかるかも。もう予想がつくと思いますが、幾つかハシゴしましたが結果は同じ。
たどり着いたのは・・
これは自力で何とかするしかないのか。あらゆる本を読み漁りました。その結果、たどり着いたのはハーブ。子どものころ、病気やケガの時、祖母が薬草で手当てしてくれたことも思い出しました。試してみた結果は予想以降でした。ハーブティーを飲み始めてしばらく経った頃、友人に「最近体調はどう?」と聞かれて初めて気づきました。そういえば最近調子がいい!本人にも気づかせないくらい、緩やかに、優しく、自然にカラダを整えていてくれたのです。植物のチカラってすごい!人間は自然の一部なんだと気づいた瞬間です。あの感動はいまでも鮮明に思い出せます。今から思うと、わたしの自律神経はかなり乱れていたのだと思います。
ハーブにハマる
すっかり感動した私は、本を読みまくりました。それからの変化はけっこう凄かったと思います。風邪をひかなくなり、便秘は解消、勝手に痩せてアレルギー性鼻炎も出なくなりました。久々に会った友人からは「最近化粧品変えた?」と聞かれるように。気づかないうちに肌までキレイになっていたのです。もう感動しっぱなし。植物のこと、ハーブのことをもっと真剣に学んでみたい。そう思って休日にはハーブやアロマテラピーのスクールに通いました。もともと凝り性でやるからには突き詰めたい性格で、資格もたくさん取得しました。はじめは自分が伝える立場になりたいとか、そんなことは全く考えもしませんでした。でも改めて周りを見てみると“なんとなく不調”を抱える人の多いこと。常備薬が欠かせない人もたくさんいました。私を苦痛から解放してくれた、こんなに素晴らしい体験を、もっとたくさんの人にお伝えしなければ。だんだんとそう思うようになりました。
そしていま
あれから随分経ちました。最初の教室から、ド田舎畑付きの場所へ引っ越しました。小さなハーブガーデンも作って、みんなで季節のハーブを食べたり飲んだりして楽しんでいます。教室の窓からは山々が見渡せて(山しか見えないのですが 笑)生徒さんからは「視力が良くなりそう」と好評です。今では体調不良が起こることもなく元気そのもの。少し風邪気味だと思っても、ハーブティーを飲めば次の日にはケロッと治ってしまいます。世間には相変わらずストレスがいっぱいで、精神的な病気に苦しむ方はますます増えているといいます。あの辛さを体験したからこそ、少しでも同じように苦しむ方の力になれればと思います。病気になる前に自分で体を整える予防医学の重要性も注目されています。自然は偉大です。自然の恵みを大切にし、薬に頼りすぎない生活の大切さを、ここでも少しずつ発信してきたいと思います。長々とお付き合いいただきありがとうございました。
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