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【古典読解】静岡県学力調査テスト対策の国語編Vol.3

こんにちは、こんばんは。
個別学習Roots.で講師をしております森川です。

秋もだいぶ深まり、上着が手放せない時期になってしまいました。
この時期から冬服を着始めると冬本番は何を着ればよいのか毎年迷ってしまいますよね。

今回は私が担当しております古典についてお話させていただきます。
静岡県学力調査テストに向けての勉強の参考にしていただければ幸いです。

そして、この記事を通して、受験における重要性や楽しさを少しでも感じていただけると幸いです。
本番の3月まで残り半年を切ってしまいました。
10月も終わり、11月に入るとあっという間に年が明け、年が明けるとあっという間に本番を迎えます。

皆さんの受験勉強に有意義な記事となるよう頑張って書きましたので、最後までお付き合い頂けたら幸いです。

何故古典を勉強するのか

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多くの人が考えることだと思いますが、「何故、古典を勉強する必要があるのでしょうか…」

皆さんそれぞれ答えは違うかもしれません。
私の考える古典を勉強する意義は、「人生を豊かにするため」であると思います。

例えば、子どもが生まれて名づけの時にしばしば古典が使われます。
私の名前は「和史」と書いて「やすし」と読むのですが、「和」の字はかの有名な「論語」の「君子⦅徳の高い人、理想的な人物⦆は和して同ぜず。小人は同じて和せず」という部分からとったと聞かされました。意味としては「君子は人と調和し、仲の良い状態を保てるが、何にでも賛成はしない。小人は何にでも賛成するが、人と調和はしない。」というような意味が含まれています。

両親のそういった君子のような人間になってほしいという願いが込められているのではないでしょうか。
実際に私自身、そうかはわかりませんが少しは意識しながら生きています。

また、さまざまな人物の考えを知ることによって自分の知見を広げることができます。
考え方を知り、明日を生きる力をもらうことができます。

人生を豊かにするものなので、なくてはならないものではないかもしれませんが、こう聞くと「ちょっと、やってみようかな」となるのではないでしょうか。
まずは現代語訳の本から取り組み、少しでも興味を持ってもらえると嬉しいです。

受験の視点から見ると、古典は古文、漢文に別れます。
古文は江戸時代以前の日本の文章、漢文は清代以前に大陸で書かれた漢字だけの文章になります。

そして、静岡県学力調査テストや高校入試の問題には、全体の10数%ほど出題されます。
「たった10数%なら勉強しなくてもよくない?」と考えたあなた、「甘い!!」。

受験は1点が合否を分ける世界です。
ほかの論説文や小説よりも覚えることを覚えてしまえば、点数につながる古典をやらない手はないです。
むしろ「たった10数%なら勉強しなくてもよくない?」と考えている人たちに差をつけるチャンスになります。

古典の出題パターン

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2017年から2021年までの過去5年間の静岡県公立高等学校入試の国語の過去問を見てみると、いずれも古文が出題されていました。
2018年では作文の範囲において「論語」の一説に対して意見を述べるというものが出題されていました。

一つ一つ問題ごとに見ていくと、まず第1問目では現代仮名遣いに直す問題が出てきます。
第2問目には主語を特定する問題が出てきます。
第3問目と第4問目には内容把握を確認する記述式問題が出題されます。

一方、中学3年生の静岡県学力調査テストでは、第1回目では古文は出題されませんが、11月に行われる第2回ではしっかりと問題になっております。

出題形式は、静岡県公立高等学校入試の問題と同様に、現代仮名遣いへ直す問題、主語を探す内容把握問題、「それ」などの指示語を本文中から探す読解問題が中心となっております。

古典の対策勉強法とテストの解き方

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第1問目の現代仮名遣いに直す問題の攻略方法ですが、とにかく様々な文章を読んで、現代仮名遣いに直すときのパターンに慣れる必要があると思います。
音読をして現代文との類似点を探すことによって自然と直せるようになります。

中学校によっては竹取物語の序文を暗唱に取り組んでいるようなところもあると思います。
そういった暗唱練習・音読練習も古典の読解に役立ちます。
読みながら声を発することがスムーズにできれば、読むこともスムーズにできるようになります。

次に第2問目の主語の一致ですが、ポイントとしては小説を読むときと同じように登場人物(時には動物など)を把握しながら読みましょう。
丸印を登場人物などにつけておくとわかりやすいと思います。

そしてなにより、落ち着いて読むことが重要です。
飛ばしながら読んでしまうとよくわからないまま読み終えることになってしまいます。
そうするとまた読み直すことになり、時間のロスにつながります。

この読み方は小説の読解にも通じるところがあります。
古典のためにわざわざ時間を割くというよりも小説の読解を通じて鍛えるとよいでしょう。

そして、第3・4問目は内容把握ですが、ここが点数に差のつくポイントになります。
解き方のポイントはこれも小説の読解に繋がるところがありますが、内容の整理を行うことです。

特に事実と筆者の主張や感想を分けたり、場面が変わった時にはチェックをしておいたりと、やれることは小説や随筆の読解にもつながってきます。
そして、小説や随筆よりも文章自体は短いので、現代語訳を駆使すれば、容易に解けるようになります。

勉強法としては、実践的な問題に挑戦することです。解いた後にどういったところが回答の根拠になるのか確認しておきましょう。
これは復習としても役立ちます。

得点につなげるために

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得点につなげるためにはどのように解き進めていけばよいでしょうか。
やはり「スピード」が命になってきます。

古典は文章量としてはそれほど多くありません。
従って他の問題と同じように解いていてはもったいないです。

むしろ、ここで時間的アドバンテージを得て、論説文や小説・随筆文、作文につなげていってもらいたいです。
そのスピードを得るためには日ごろから古典の勉強をし、慣れておく必要があります。

前述しましたが、わかりにくいからやらない、のではなく、やったらそれだけ点数に差がつく分野になりますので、特に逆転合格を目指している学生さんは手を抜かないようにしておきましょう。

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私もまだまだ修行中の身ではありますが、教室での指導を通じて少しでも、古典の魅力や勉強の魅力について伝えられるように日々奮闘しております。
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