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【短編小説集】幻想パントリー

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主に幻想的な短編小説です。 1つが口にあわなくても、別の1つが口に合う可能性があるかもしれません・・・・・・。
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記事一覧

【短編小説】ヴァカンス者

ピルスト
10か月前
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【短編小説】思考キャンセルの術

あれがちょうじん、と耳にして覗いた窓に見えましたのは、全身に羽根をまとった奇天烈な鳥人間…

ピルスト
1年前
5

【短編小説】プラチナのハート

前置き 一秒ごとに腐敗し、すぐれた嗅覚を持つショウジョウバエやその子孫である色白の蛆虫た…

ピルスト
2年前
5

【短編小説】仕事終わりにデモに参加して、ホテルでとなりのトトロの再放送を観て、他…

1 来る夜道、鈴虫の鳴き声がやけに大きく聞こえた。久しぶりに聞いたような気がした。 線路…

ピルスト
2年前
6

【短編小説】廃園間近の遊園地でデートしたらいろいろな「エモい」に出会った話

1 母譲りのフリルつきのピンクの洋服とかハンカチ、そういう「かわいらしい」ものが私はぜん…

ピルスト
2年前
5

【エッセイ】私がおすすめする地下外国文学(アングラガイブン)作品☆4選

はじめに日本の面積狭し。加えて日本文学の料簡狭しとあればじつに窮屈極まりない。 私が外国…

ピルスト
2年前
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【短編小説】覧古

覧古碧園外楼に登らなければ残櫂を得られない、そんな時代はとうに過ぎ去った。13年前に開発された"えんと"のおかげで残櫂に頼らなくてよくなったためである。 最近の若い子はかつて残櫂があったことを知らない。じっさい、数ヶ月前に私の公的サイト"えん鬱鬱まい"で:広げていた文章内で、残櫂に説明なしに言い及んだところ、親愛なる読者諸賢から私的サイト”まいし”の方に直接「はてな:残櫂」との指摘が矢のように飛んできた。 諸賢であってもこの通りなのである。これは残櫂に限った話ではなく、情磊々

【エッセイ】1日だけつくばに滞在しました【短編小説】

筑波山(現実) 予は現代的言葉で云えば、筑波山にあこがれてゐる……わけでもなかったのです…

ピルスト
3年前
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【短編小説】「田中くん、きみは心を見つけたんだね」木陰から佐々木先生が現れた。

 佐々木先生いわく、人間はすべからく正しい道に進むことができるのだという。たとえ一度間違…

ピルスト
3年前
2

【短編小説】頭骨駆動のレースにアンフェタミンはいらない

出走までもう時間がない。 ぼくは頭骨駆動の最終チェックに入る。この愛すべき頭骨駆動は4段…

ピルスト
3年前
2

【短編小説】グリーンな日【エッセイ】

チャ、チャ、チャ。 おもちゃのではない。生身の人間。年老いているが。 背後の座席で、なぜ…

ピルスト
3年前
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【短編小説】哀れな天使 股ぐら淫れし陰陽相貪り

土踏まずに魚の目ができた。お風呂に入るたびに、ぼくは魚の目と目があって、やむなくあいさつ…

ピルスト
3年前
4

【短編小説】私は皆さんに共感します。人生に意味なんかない。

私は皆さんに共感します。人生に意味なんかない。 お中元には意味をください。 あいつが言いま…

ピルスト
3年前
7

【短編小説】生きるには長すぎる人生

うおー。 やんちゃな観衆は叫びたくてたまらない(大声出すのって楽しいよね!)。 北関東罵り合いトーナメント予選。ファイティン、星野ボーイ! 星野ボーイ「私の名前は高野でした」 かわいそう、コーヤ。名前を間違えられていたんだ。ねえ、星野じゃないのに星野って呼ばれるのって、どんな気分なの? (星野なんて、最低の苗字じゃないか!) 星野が野良犬に食われている。最低だからだ。_白い腹を食い破られて 星野が生ゴミと共に捨てられている。最低だからだ。_虫どもに蹂躙されて 星野が両耳を切り