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知らないうちに、自由を探すために、小さい箱に入る。そんな時がある。
例えば、空を人に例えるとする。
空は自分を空だと認識するために、自分の中を漂う雲や、自分の中を飛ぶ鳥や、自分を反射する海を見て、自分の広さや、何者であるかを知る。
例えね^ ^
だから、あなたが今、鳥籠の中に閉じ込められたような苦しさを感じているとしたら、
自分が、大きくて、自由な存在だということを思い出したということ^ ^
昔、坂本龍馬が、今自分のいる世界がどれだけ小さいものだったか知って、愕然とした時、
土佐を脱藩した。
同時、脱藩という、自分の所属する土地を勝手に武士が離れるということは、
本人は下手すれば切腹、
家族も、親族もただではすまない、
とにかく、大変なことになるけど、土佐を出た。
その時、龍馬の遠い親戚にも当たり、子どもの頃からあだ名で唯一呼び合う程、親しかった武市半平太は言った。
「(龍馬は)土佐には、あだたぬ奴であった」
と。
あだたぬ、とは、土佐弁(高知の方言)で、
その大きさは、そこには、はまりきらない、という意味で、
坂本龍馬という、人物の大きさが、土佐という小さな土地には、はまりきらないから、奴のとった行動は、いたしかたないことだ、
と、言ったという話が残っている。
みんなも、もうそこに、あだたぬ人。
だから、今が苦しいだけ。
自分を、周りとの対比で知ったということ。
その結果、あだたなかった、という場合、
そこを卒業していくことは、悪いことではない
^ ^
お世話になったとしても、
自分が居なくなったら困るんじゃないかと思っても、
いろんなさみしい想いが込み上げてきても、
ヒナが大きな鳥になったのに、同じ木箱いても、もうはまりきらない。
その場所に、あだたぬ人になったら、
新しい旅に出よう。
苦しみはそれを教えてくれる。
何かを変える時。
きっと、両手を伸ばし、
背中を、足を、大きく伸ばしたら、
ものすごく、すっきりして、新しい自分を感じられるにちがいない^ ^
あなたの歩く道にいつも、追い風が吹いていますように。
今日も楽しい一日でありますように。
ありがとうございます。
戸張碧月
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