見出し画像

ラーサとヤーサのお話シリーズ絵本「ミロとシャスヤーと雨の国」その13

お父さんとお母さんが行ってしまった後、
シャスヤーはカエルのミロに言いました。

「ミロは他のカエルみたいに死なないよね。」

ミロは答えました。

「さあどうだろうね。シャスヤーが水をくれたから僕は生きているけれど、みんな死んでしまったからね。」


シャスヤーは、カエルのミロと話ができるのです。

お話ができるミロとシャスヤー

そして、ミロの身体がまた、乾いたのを見たシャスヤーは、あわてて水をミロの体にぬるのでした。

続く


戸張碧月

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?