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人の望みが全て消えても、あなたを愛するものの想いが、あなたを照らす

フィールドを毎瞬、色とりどりにクリエイトする皆さま、こんにちは。

今回は、「いつか、誰かを、何かを愛した気持ちが巡る」話です。

人の想いが、世界を支えている、

といつも頭の片隅に残るようになったきっかけの物語がありました。

ミヒャエル・エンデの小説「果てしない物語」「ネバーエンディング・ストーリー」(1984年に映画化)です。

(36年も前のことになるのですね( ̄▽ ̄;))


その物語の映画の中では、第一章の中で主人公が、
夢の国「ファンタージェン」が「無」「虚無」に飲み込まれ、無くなろうとしているところを助けます。

ファンタージェンには、「幼子の君」という王女が居ます。

ファンタージェンは、全ての子どもや、子どもだった大人たちの、夢を信じる心でできている国です。

今まさに王国が無くなろうとしているその時、どうすれば助けられるのか悩む主人公に、幼子の君が言います。


「あなたがこの夢の国があるということを信じてくれなければ、この国は無くなってしまう」

「あなたの信じる心が、この国を救う」と。

夢見る子ども達がほとんど居なくなったために、その夢の国は「無」に支配され、
存在そのものが無くなろうとしていました。

信じる気持ちがない世界は消えて無くなる。。。

それはいつも頭の片隅で、わたしに大切なことを忘れるな、とでも言わんばかりにこだまし、

わたしの羅針盤の一つとなりました。

物語の結末は、それぞれに読んでいただくとして^ ^


いろんな、辛いことや心が折れるようなニュースが溢れている中で、

でも、「良きもの」は消えないし、

消してはいけないと思いながらも、

でも、ほんとはここは、闇そのものか、と思って絶望してしまうこともありました。


でも先日、ふと想い浮かんだ言葉がありました。

「人の全ての望みが消えても、

あなたを愛するものの想いが

あなたを照らすでしょう。」


と、、、。

一瞬のことで、慌てて書き留めました。

一瞬ではありましたが、いろんな内容を含んでいました。

人は、全ての望みが消えたと追い込むほど絶望する時があっても、

あなたが誰かに、何かに、いつか発したか覚えていない愛でも、

その「誰かを、何かを愛した気持ち」が、

そして、またその「愛したものから、あなたへの愛」が

宇宙の風に乗って巡り巡って、

時間も空間も次元も時代も超えて、

また、あなたを助ける。


あなたを温かい気持ちにさせ、絶望の淵から救い出す、

という意味です。

それは、猫をかわいいと愛した気持ちかもしれないし、

道端の花を愛おしんだ気持ちかもしれないし、

大好きで大切にしている物への愛かもしれませんし、

泣いている子どもに、泣かないでほしいと、手を差し伸べたり、微笑みかけたりした、
ささいなことかもしれません。

全く覚えていないような事かもしれません。

でも、その何かを愛おしいとか、
愛したり、愛でたりした、そんな些細な忘れたようなことでさえ、
その時、発した愛の粒子が、
回り回って、その人が絶望しても、その人の周りに集まってきて、温かい毛布のようにくるんでくれる。


出したものが、

交流しあった愛が、返ってくる。

覚えていなくても。


愛を出したからこそ、それが返ってくる、

そんな感じでしょうか。

だから、どうやっても、人は絶望してもどうやっても、温かく支えられるようです。

それを感じられなくても。。。

赤ちゃんの時、周りに微笑みかけた時の、愛の貯金も、すごいものでしょうしね、、、
^ ^

ふと、感覚を伴った言葉が浮かんで、元気になったのでした。。。

あなたが、
わたしが愛したものから、

あなたが、わたしが愛され、

その愛でどんな時も支えられている話、

「いつか、誰かを、何かを愛した気持ちが巡る話」でした。

ありがとうございました。

今日も皆さまにとって、楽しい1日でありますように。

戸張碧月

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