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時代を越えるティファニーの魅力

今日はクリスマスイブ。
街のイルミネーションがきれいで、なんとなくウキウキする。
デパートの売り場は、プレゼントを買う人たちでごった返していた。
プレゼント交換なんか、しばらくしてないな。

まだ夫が彼氏だった頃、クリスマスプレゼントに欲しいものを聞かれて、買ってもらったティファニーのシルバーリング。
曲線が美しくお気に入りだった。
貰ってから、ずっと毎日つけていた。
結婚してからも結婚指輪と重ねづけしていた。
でも指輪をつけたまま水仕事をしていたので、洗剤とかが残って痒くなって手荒れしてしまった。
それ以来、指輪は外してしまい込んでいた。

何度も片付けや引越しをしてきたけど、なんだか絶対領域というか、無法地帯というか、無条件で生き残っていた。

先日久しぶりに取り出して驚いた。
自慢のシルバーリングだったのに、黒くくすんでしまっていた。
20年経ってるからな…
しかも薬指に入らなくなっていることが発覚。(私の指が太くなっているだけ。)

夫に話したら、「売ったら?」と。
たしかに、使えないのに、ここで眠らせて黒くなっているのはかわいそう。

とりあえず、ティファニーのお店でクリーニングしてもらうことにした。
ティファニーは、何度でもいつでも無料でクリーニングしてくれる。
思い出のシルバーリングが輝きを取り戻した。

さぁ、きれいに復活したシルバーリングどうしたものか。
薬指サイズだったリング、小指だと大きすぎた。
サイズを変更してもらったとして、つけるかな、イヤつけないな。
他のものと違って、夫から結婚前に貰ったもの。
捨てたり売ったりするのは忍びない。

長女に会った時にその指輪を見せてみた。
長女は服の好きな感じも似合う感じも私に似ている。
そして私の若い頃のように痩せている。
長女が薬指につけてみると
シンデレラフィット。
ピッタリだった。
「かわいい。」
デザインも気に入ってくれたよう。
「パパから結婚前に貰ったんよ。」っと話した。

思い出のシルバーリングは、長女の指につけてもらえることになった。
きっとシルバーリングも喜んでいる。
夫との思い出も浄化されたよう。
心が軽くなった。

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