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モノ*書籍:本当の「頭のよさ」ってなんだろう?

最近読んだ本。

『本当の「頭のよさ」ってなんだろう? 勉強と人生に役立つ、一生使えるものの考え方』
著者 斉藤 孝

この本は中学生、高校生向けに書かれています。読みやすいです。説明の上手な人の文章ってこういう風に書くことだよなと思いながら読んでおりました。

「頭のよさ」ってなんなんでしょうね。こんな疑問から手に取った本。
本書の中で気になったところを抜粋して、感想を書いてみる。

大人の頭のよさは、「社会適応性」の高さ。

学生はテストの点数が目安になるけど、社会人は?
本書では「社会に適応できること」が社会人の頭のよさを測るものさしと定義しています。確かにそうかもしれませんね。よい大学でて難しいこと知っていても、その振る舞いは、、ちょっとどうなんですか?って人に遭遇したことありますもん。

身体能力も「頭のよさ」のひとつ。

「身体を巧みに動かせるということは、頭と身体を迅速に連動させることができる。頭の働かせ方がうまい人。つまり頭のいい人」うん。こういう目でスポーツ選手を見ることはなかった。どちらかというとすごいトレーニングして身体を鍛えているんだよなーとかそっちばかり。確かにいくら身体を鍛えてもそれを動かすための指令が連動していなければ、宝の持ち腐れですよね。いやいや、おもしろい。

他人の好きなものを否定するのは、言葉の暴力である。

ほんとコレね。「みんなちがって、みんないい。」
要するに好みなんだからさ、みんな一緒ってことはないんですよね。否定ばかりする人は、相手を不機嫌にさせてなんか得するのかしら?とか思ってしまいます。社会適応性がないってことはこういうことですね。

コツは「にもかかわらず上機嫌」であること。

筆者が定義する上機嫌とは「気分のよしあしにかかわらず、つねに明るく、おだやかに人と接すること」だそうです。不機嫌は伝染しますからね。不機嫌でいないことも社会適応性だといいたいのかな。
気分のよしあしの”あし”のときの対応方法として「〇〇にもかかわらず上機嫌」と声にだすとよいとのこと。これ、実際にやってみたら、とてもよかったです。こんなときに何言っているの?って可笑しくなるのです。不機嫌な時間をすこしでも減らしたい。不機嫌撲滅キャンペーン中の部屋主にはとてもヒットする対応策でした。ありがたい。

バスはまた来る。

「生きていくなかで、「これしかない」ということはないのです。」
いろいろな気持ちを切り替えていく力、切り替え力が重要。切り替え力とは現実を変えていく発想、ものの考え方。そして切り替えの言葉として「バスはまた来る」があった。切り替えるときに使えるよい言葉。こういう言葉を複数持っているとよいですよね。

学ぶことは、自分の中に、『多様性の森』を育てることだ。

他にもたくさん勉強になる記述があった。読んでよかったと思った。最近本をたくさん読んでいる。いろいろな考え方やものの見方を身につけることで、自分自身が豊かになっている気がしている。「多様性の森」を育てることは、生きやすくするためにとても重要なことなのではないかと思う。

誰かのお役に立てれば


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