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004. ライターを選んだ理由。聴いて書いて聴いて・・・

川島さん、第1回目の執筆おつかれさまでした!丁寧なコメントも、ケニアの曲紹介もありがとう。(せっかくなので聞きながら書いてます笑。)

2021年の抱負「しっくりくる考え方にたどりつく」。まず背景のスライドがきれいだなと思った(笑)。川島さんといえば「行動力」っていうイメージがあるけど、今年は考え方を探っていくんやね。ウガンダで仕事するつもりがコロナで一変して、いろいろ考えることがあったんだろうなぁと思ったり。そのあたりもいつか書いてほしいな^^

どんな結論に辿り着くのか、グレーの部分を大事にした川島さんの行く先を楽しみにしています!コメントにコメントすると際限なくなるので、感想だけにして今回のテーマに入っていくね。

あ、その他のテーマで挙げてくれてた阪口さん。イベントから結構時間が経って正直あまり覚えてなくて。。印象に残ってるのは、気になることがあれば躊躇わずに動いてみること。アイディアを出すためには普段からアンテナ張って考えてることが大事なんやなぁと思いました。結論だけ書くとなんてことないよね(笑)。具体例とかと合わせて、やっぱりその人の言葉で聞くっていうのが良いんやろうね。11月に出会った方は、上司が紹介してくれたメンターさん。ほぼフリーランスで物書きをされていて、なんだかとっても良い感じなのです。ざっくり。また話すから聞いてー!

現在地の確認

今回のテーマは「いまの仕事を選んだ理由」ということで、まずはやってることを簡単に……

和歌山県の小さなデザイン会社のライター。Web掲載のインタビュー記事執筆と写真撮影(主に移住関係)、webサイトやパンフレット、チラシの文章作成。まれにポスターのコピーとか、クライアントさんの会社の詩とか、リクルートの文章とか、企業理念とかを書いたりしています。

田舎の小さな会社なので種類は多いかもしれないです。まあ、あたふたしながらカタツムリの速度でやっております(笑)。

就職したのは2019年5月。2年ほど前になるんやけど、そもそもライターになりたかったというよりインタビューメディアをつくりたかったんです。就職するか個人でつくってしまうか迷うくらい、もともとしたかったのはインタビューメディアだけやったん。(ちょうど昨日「今年こそインタビューメディアしたいです(-ω-)/」って言ってきたので今月中に企画書出す予定...!)

なので、ライターを選んだ理由ではなくて主にインタビューメディアをする理由になります。結論を要約すると「手の届く範囲を拡張させて、受容によって精神面から平和を広げる試み」という感じ。一気に固くなっちゃいました。具体的にどういう意味か書いていくので、コーヒーでも飲みながらお付き合いください。真っ直ぐなロジックではなくて、あみだくじみたいにぎこちなく道筋を辿っていく感じになります。お手柔らかに見守ってくれたら嬉しい。

自分にとっての平和ってなんやろう?

当たり前みたいに書いてしまうけど、どんな手段で何をするにしても、根底にあるのは「より平和になるように」っていう思いです。ひと言で平和といっても、それがどういうものかというのは考えてもなかなか尽きないテーマよね。ただ、ユートピアみたいにキラキラしたものではないし、どこかの時点で「達成した!」みたいな実感を得られるものではないんやろうな、とはぼんやり思ってる。実現しても気づかないし、つまらないとすら感じてしまうかもしれない。到達したらそのまま固定されるような状態ではなくて、気を抜いたらまた失ってしまう流動的なもの。継続させるためにはきっと地道な努力が必要で、いかに生きがいを見つけられるかということも大事な気がする。アートとか哲学とか、家族とか、そのようなコミュニティとか。

実現したい平和については考え続けるとして、特に解決したい課題に「紛争」「犯罪」「自殺」があります。(環境問題とかもあるけど今回はこれらに絞ります。)解決策はいろいろあるかもしれないんやけど、「生きたいから」それらをしないっていうのが個人的には理想的かなと思う。法律とか規則で抑止するのも効果的な場合もあれば限界があったり、外的な抑止によって生じる歪もあるんじゃないかなっていう気がしてる。その人自身が生きたいと思えるとか、生きていてほしい人がいるとか、地味かもしれないけれど失い難いものがあることが平和を維持する動機であってほしいな。それは実際に手を下す人だけじゃなくて、その要因に関わるあらゆる人がそうであったらいいなと思っています。

自分があんまりメンタルつよくない(という認識なんやけどそうでもないかな?笑)のもあって、そういう思考や視点になりやすいのかもしれないです。「生きたい」は、たとえば物に飢えてたら他者を押しのけてでも「生きたい」になるかもしれない。でもそんな不確かなことだからこそ、自分の性質でできる平和へのアプローチの一つとしてやっていきたいな。

では、どうしたら生きたいと思うのか、反対にどうして生きる気力がなくなるのか。ちょっと安易かもやけど、自尊心が一つの鍵かなと思う。自分は自分でいいと思えること。自分が考えたように、または感じたように、本心のままに生きられること。

どうしたら本心のままに生きられるか。それは自分で自分を受容することだと思う。でも、いきなりそれができたら苦労しない。だからまずは他者に受容されることだと思う。ここでようやくメディアの話になっていきます。

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最近はまっている煙の写真。不確かなものの確かさを求めて。

受けとめてもらえた感覚

< ここまでの整理 >
他者による受容→本心のままに生きる・自尊心の安定→生きたいという動機→紛争、犯罪、自殺の予防

他者による受容とインタビューメディアってどう紐づくんだ?と思った川島さん、良い質問です(笑)。メディアっていうと発信のイメージがあるかと思うけど、受けとめることを大事にしたインタビューメディアにしたいなぁと思っています。といっても受けとめるのは私じゃなくて話し手の方。その方の経験や考えていることが読者を受けとめるんじゃないか、という仮説のような、希望のようなものを抱いている。たとえば誰かの曲の歌詞に元気づけられるときってあると思うんやけど、その歌詞は考えたこともない新しい発想というより、自分もそうやなって共感したり、自分では肯定できなかった自分の内面を代わりに肯定してくれたように感じたり、そういうことが多いんじゃないかな。それと似たことを、私の言葉じゃなくてほかの人の言葉でできたらいいなと思って選んだのがインタビューメディアなんやよね。

話者も読者も、自分の目的を達成するための手段としているわけではない。そこは注意が必要やと思ってる。ただ、いままで生きてきた他者のなかに、ほかの人がこれから生きていくために必要な価値がある、ってなんかいいよなぁと思う。その人の本心のままに、もその先の平和云々じゃなくてシンプルにそれ自体がいい気がする、で選んでるとこがある。

最後に、「手の届く範囲を拡張させて」という意味を説明して終わりにします。

言葉のコレクション

ここまで書いてきたことは主にニートやった2年間で考えていたことなんやけど、考える上でいままでに他者がかけてくれた言葉を頼りにして思考を進めていった感じがします。ちなみに牡牛座にはモノをコレクションする性質があるらしくて、たしかに言葉はいくつかコレクションがあるなと思ってこんな見出しにしてみました。

そのなかでも軸になってるのが、7年前、環境問題に取り組んでいる方からもらった「手の届く範囲からでいいと思う。いまの社会も、人間が手の届く範囲のことをしてできてきたものだから」という言葉。このままじゃ平和になる前に地球なくなっちゃうよ、、って切実に思っていたときに、この方のお陰で立ち直ったのでした。

手の届く範囲……インタビューメディアでいうと、自分の手の届く範囲の人が話者で、自分には届かなかったはずやけど話者の手なら届くのが読者だと思ってる。そういう感じで、自分には手の届かなかったところまで範囲を拡張させて、より広く、ゆっくりなりにもより早く、平和を広げていければと思っています。素直に手の届く範囲でいいやんとツッコミを入れつつ、欲張りなのかなちょっと届く範囲を拡張させた(笑)。

ほかにも、平和ってなに?の辺りは、某NPOの理事長から「自分の身の回りのことに置き換えて考えてみてはどうか」って言ってもらったのが影響してるし、いろんな人の言葉とか、脱線するけど自分のなかでの条件とかを合わせながら考えていきました。

< 手段に他者からの言葉が影響 >
・書くこと←「文章がいいね」という言葉から
・聴くこと=インタビュー←「本音が話せる」という言葉から

< 条件 >
・衣食住のように生きるために必要な価値であること
・物を増やさないこと(すでにここにあるものを活かすこと)
・課題から近過ぎず遠過ぎないポジション(現場でも行政でもなく)
・人を変えようとせずに社会の状態を変える
・自分の傲慢さを抑える(他者を書くのはこのためもある)

さて、かなりボリューミーやったね。まだ実現していないにもかかわらず(笑)。インタビューメディアをする理由「手の届く範囲を拡張させて、受容によって精神面から平和を広げる試み」、なんとなく理解してもらえたでしょうか。すでに感じてる課題もいくつかあるんやけど、ひとまず実施が直近の目標です。長話に付き合ってくれてありがとう!

次回は
・川島さんのいまのお仕事
・いまに至るまでの経緯
・最近好きだと言ってた藤井風さん
・最近観た映画や読んだ本
・自由テーマ(書きたいことなんでもOK)

あたりでどうでしょうか?楽しみにしてます!


(つじもと)

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