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【広告ディレクターのミサキ #01】聴覚障がいとエンタメの組み合わせは絶対に面白い。

こんにちは。小野寺です。

このnoteは片耳が聞こえない15才、
中学三年生の君へ贈るメッセージです。

今回は広告ディレクターの
ミサキさんにお話を伺いました。

それでは、インタビューをどうぞ!

■いつから片耳難聴なの?


――― ミサキさんはどちらの耳が聴こえないのでしょうか。


私の場合、左耳がまったく聴こえません。

それが判明したのは小学校入学時ですが、
恐らく生まれつきだと思います。

鼓膜の奥にある「うずまき管」が
原因らしいのですが、

その部分の手術は難しいとのことで
いまも左耳は聴こえないままです。


■片耳難聴は進路に影響した?


――― ミサキさんは早稲田大学から慶応義塾大学大学院に進学されていますが、片耳難聴は進路に影響しましたか。


進路には直接影響していませんが、
ゼミの研究内容には影響したと思います。

専攻は「デザイン思考」といって、
サービスを使う人に寄り添った
デザインの設計を学んでいましたが、

そこでは障がいを持つ方がより良い生活を
するためにはどうしたら良いのか?を、
研究テーマにしていました。

私自身が片耳難聴なので、聴覚障がいを
切り口にしたWEBサービスを実際につくり、

当事者の皆さんに触っていただきながら
意見を伺って論文にまとめました。


――― ご自身が片耳難聴だから関心が向いた分野だったのですね。


そうですね。

私は左耳が聴こえなくても
不自由なく過ごしてこれましたが、

あるとき骨伝導を利用した装置をつかって
両耳で音楽を聴く体験をしたんですね。

そのとき、なぜかすごい泣いてしまって。

両耳で聴くってこういうことか!
音楽を聴くってすごく楽しい!
って衝撃を受けたんです。

骨伝導なのでそれが物理的に左耳から
聞こえているかはわからないんですけど、

聴覚障がいとエンタメの組み合わせは
絶対に面白いと思える原体験になりました。

たとえば、難聴の人たちが集まって
みんなで落語を聞いてすごい笑っている
景色があったら感動すると思いませんか?

そんな体験や想像をきっかけに、
研究テーマを選んだというのはあります。

障がいについて調べていくうち
さまざまな社会課題が見えてきたので、

それを解決するにはどうしたら良いか、
自分にできることはどんなことなのか、
そんなことをいまでも考え続けています。


(続きは明日公開!お楽しみに!)

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