見出し画像

【元リクルートグループのなつみ #02】片耳難聴なので配慮ができる人が集まる会社はありがたかったです。

こんにちは。小野寺です。

このnoteは片耳が聞こえない15才、
中学三年生の君へ贈るメッセージです。

それでは、元リクルートグループの
なつみさんの続きをどうぞ!(前回はこちら

■どんな会社がおすすめ?


――― 最初のお仕事の話を教えてください。


最初に新卒で入社したのが、
大手の乳製品メーカーです。

学生の頃は栄養学を学んでいたので、
企業内の栄養士として働きました。

当時は今より片耳難聴に配慮がない時代で、
不便で大変だと感じてはいましたが、

親しい友人以外の誰かに
伝える習慣はありませんでした。

なので、就職の面接の時にも、
耳のことは伝えなかったんですけども、

実際に入社して上司や先輩に伝えたら
皆さんすごく配慮してくださって。

「じゃあ席はこっちが良いよね」とか、
「声の大きさはこれぐらいで良い?」とか、

そういう事を言ってくださる方が多くて
すごく嬉しかったのを覚えています。


――― 良い会社に入られましたね。


片耳難聴は周りの方の配慮があると
すっごく助かるので、

相手に配慮ができる人が集まる
文化がある会社や業界に行けると、

日々の仕事のしやすさが
まったく変わると思います。

だから中学生の皆さんが
将来就職の道を選ぶならば、
そういう観点も大切にしてみてください。

その会社では6年半勤めましたが、
子どもが病気になり介護離職をしました。

子どもは小児がんで、6年間付き添って、
最期は病院で看取りました。

当時は夫婦で立ち直れなくて、
2ヶ月間は固形物を口にできなかったです。

生活が厳しくなるギリギリのところで、
夫婦で話し合って仕事を再開しました。

そうすることでしか、
前に進めないと思ったんです。


■2社目はどんな仕事にしたの?


――― 最初とは別の職種を選ばれたのでしょうか。


次に選んだ仕事は、アイスの工場で
ライン作業をするものでした。

箱詰めとか、蓋をしめるとか、
あとは資材運びや検品などの仕事です。

人と関わる気力もなかったし、
単純作業なので片耳難聴も
ハンデにならないと思いました。

あとは、私はアイスが大好きなので
アイス食べ放題の特典につられました(笑)


――― 実際に働かれてみて、片耳のハンデは感じませんでしたか。


そうですね、ほとんど感じませんでした。

ただ、実は数年経ってから、工場の制服が
耳のところをぶ厚い生地で覆う形になって、

ただ、実は数年経ってから、
工場の制服が変わったんです。

生地が厚くなり耳周りがしっかり塞がれ、
元々ギリギリ聞こえていた声や音が
聞こえにくくなりました。

理由はそれだけではありませんが、
パートからフルタイムに変更していたので、

それなら正社員になりたいと思い
転職活動をして退職しました。

(続きは明日公開!お楽しみに!)


※なつみさん考案の片耳難聴者用「缶バッジ&キーホルダー」プレゼントのご応募はコチラ(6/30締切)


↓「片耳が聞こえない十五の君へ」のSNSを今すぐフォロー!


▼インタビューにご協力をいただける社会人を募集しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?