見出し画像

【元リクルートグループのなつみ #03】片耳が聴こえないからこそ、勉強や部活で良い成績をとる努力を人一倍しましょう。

こんにちは。小野寺です。

このnoteは片耳が聞こえない15才、
中学三年生の君へ贈るメッセージです。

それでは、元リクルートグループの
なつみさんの続きをどうぞ!(前回はこちら


■営業会社はどうだった?


――― 大手の乳製品メーカー、アイスメーカーを経て、次に選んだ仕事はなんですか。


リクルートという営業が強い会社で、
お客様の家探しをお手伝いする仕事を
約6年間していました。

リクルートは「自分の頭で考えること」と
「高い成果」を求められる会社なので、

体力的にも精神的にも大変な反面
すごくやりがいがありました。

店舗での接客は一組2~3時間ですが、
座る位置などやり取りの工夫で

片耳が聴こえないハンデを
カバーしていました。

A+評価やS評価をいただくことも
ありましたので、期待以上の成果は
出せていたと思います。


――― リクルートでその評価はものすごいことですね。では片耳難聴の影響は少ない仕事だったのでしょうか。


周りの人の耳への配慮という意味では、
あまり気にしてないというか、
さっぱりした感じでしたね(笑)

大変だったのは、とにかく集まることが
大好きな会社だったということです(笑)

毎月集まって表彰やら飲み会やら、
合宿やらグループディスカッションやら、

そういう集まる場面での会話には
すごく苦労した思い出があります。

大勢でワイワイしている所だと
片耳難聴は隣の人との会話も厳しいので、

「本当はもっと会話したいな」とか、
「聴こえたら楽しいだろうな」とか、

そういう悔しい思いはありました。

ただ結果は出せていたと思うので、
そういう調子が良い時は耳のことが
あまり気にならなくなるんですよね。

そうやって気持ちのバランスを
取っていた部分はあると思います。


■片耳が聞こえない十五の君へ


――― 最後に、片耳難聴で悩んでいる中学生に向けたメッセージをお願いします。

ちょっと厳しいことを
言ってしまいますが…

片耳が聴こえないからこそ、
勉強や部活で良い成績をとる努力を
人一倍しましょう。

片耳難聴が大変なのは、
重々わかっています。

私は大人になったいまでも、
なにかを片耳のせいにしたくなる
場面がありますから。

でも、だからこそ努力をするんです。

勉強でも部活でもなんでも良いんですけど、
君がたくさん頑張っていれば、

同じように頑張っている人と
一緒にいられるようになります。

そういう努力ができる人と
過ごす時間はすごく大事だし、

その努力の成果によって、大人になったとき
「周りに配慮ができる人が多い環境」を

選べる人物になっていることは、
君の助けになると思います。


(これでインタビューはおしまいです。ありがとうございました!)


※なつみさん考案の片耳難聴者用「缶バッジ&キーホルダー」プレゼントのご応募はコチラ(6/30締切)


↓「片耳が聞こえない十五の君へ」のSNSを今すぐフォロー!


▼インタビューにご協力をいただける社会人を募集しています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?