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【元学童保育の先生 かおり #01】子どもにとって役職や障がいは関係ないので、学童保育の仕事は楽しかったです。

こんにちは。小野寺です。

このnoteは片耳が聞こえない15才、
中学三年生の君へ贈るメッセージです。

今回は学童保育の先生をされていた
かおりさんにお話を伺いました。

それでは、かおりさんの
インタビューをどうぞ!


■学童保育の先生ってどうだった?


――― どんなお仕事をされていましたか。


私は学童保育の先生をしていました。
正式には「放課後児童支援員」ですね。

私は右耳が聴こえないんですけど、
それを子どもたちには最初に伝えてました。

「先生は半分ぐらいしか聴こえないから、
 話しかけるときは肩を叩いてね」
って。

保護者の皆さんにも最初の説明会で伝えて、
あとで誤解を生まないようにしていました。


↓絵本の読み聞かせをするかおり先生

図24


――― 仕事中、片耳のことで大変だったことはありますか。


子どもたちや保護者の方々とは
特になにもなかったんですけど、

職員同士のコミュニケーションの方が
大変だったかも知れないです(笑)

特に主任になってからの4年間は
指示を出す立場になったんですけど、

臨時で来る職員は耳のことを知らないので
遠くから声がけをされたときに気づかず、

「無視された」と思われてしまうとか、
そういうことはありました。

たぶん立場が上になるほど
周りの大人の目も厳しくなるので、

こちらも誤解を生まないよう、耳のことを
もっと伝える必要があるのだと思います。

でも子どもたちからすれば
役職や障がいは関係ないですから(笑)、

学童保育の先生はすごく楽しかったです。


■他に大変だった仕事はある?


――― 他のお仕事をされたことはありますか。


やってみて大変だったのは、
アクセサリー屋さんですね。

やっぱりBGMがかかっているお店だと
お客様の声が聞こえづらかったです。

あとは介護の仕事も経験しましたが、
ナースコールや電話の対応で苦労しました。

いまは2度目の結婚をして、
仕事を一旦辞めて、妊活中です。

私はいずれまた仕事をしたいんですけど、
片耳難聴は「障害者雇用」の適用外なので、

自分で調べて自分に合った職場を
じっくり選びたいと思っています。


(続きは明日公開!お楽しみに!)

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