前ばかり見ていて自分の「好き」を置いてきてたことに気づいたので、振り返ってみる。
こんにちは。RooKです。
どうにもわたしは、前ばかりを見て先へ、先へ、と急ぎすぎるところがあるようです。
プロのアーティストになりたい。
画家として食べていけるようになりたい。
という気持ちを軸に、
絵に向き合っているのですが・・・
昨日、描きあげたばかりの水彩画の新作【雨*花*火】をインスタにもアップしたんですね。
そうしたら、ずっとわたしの絵を見てくれていた友だちから「技術がすごい!」とコメントをもらい・・・
あ、と思いました。
正直、あそこがダメだ。ここの描き方が分からない! 次はこうしよう、など未熟なところばかりに気を取られていたのですが
それは、今の自分と、こうありたいという理想の自分を比べているから。
去年の自分と比べたらどうなの? ということに気づいてハッとしたんですね。
独学で好きに描いていた頃。曼荼羅が好きだな、と気づいてとにかく絵を描きはじめた頃。
その頃の絵を見なおしてみたら、「あ、わたし自分の絵好きだな」と感じたんです。
その時に持っている技術で、とにかく浮かんだものを絵にしようとして描いたものは、とても尊くて。
次の制作に着手はじめてますが、いったんここで振り返っておこうかと去年の自分の絵ギャラリーを開催しようかと思います。
【水彩画・春の息吹】
水彩で曼荼羅の絵を描きたい、と教室に通う前に描いてみた絵。
技術的なことはさておき、この絵を見て感じるのは
「好き」
です。
途中、力尽きて耳の裏から出ている花を描くのを諦めているのですが・・・(笑) なんとか一枚の絵にしあげよう、とがんばっていたのが分かります。
わたしは、とにかく彩度高めのくっきりした鮮やかな色が好みだよなぁ。
ここからは、水彩絵の具を使いはじめる前。
曼荼羅に出会ってすぐの頃に描いていたボールペンイラストです。
100均で買ってきたB5サイズの用紙が、なんだかとっても心地よくて。サラサラと描いてたのを思い出します。
【ボールペン画・弥勒さま】
仏教や仏さまのことは何も知らないし、梵字もよく分からないのですが・・・仏教に詳しい友だちがいて、その友だちと色々やり取りしてたときに浮かんだ絵です。
アルカイックスマイルを表現したかった。
【ボールペン画・春の訪れ】
どの絵も好きだけど、これは特にお気に入りです。
最初に曼荼羅自体を、花が咲き乱れるものにしたいなぁと描いていたら、そこから中心に花がぶわっと溢れてきてこの少女が生まれました。
【ボールペン画・灯台守の少女】
これは、旧堺燈台という大阪にある木製の白い灯台を観にいった日に描いたものです。
レトロな小さな灯台がかわいらしく、絵にしたいなあ! と灯台を描いたら、もれなく曼荼羅も描いていて。そこから少女、海、と連想してとにかく自由に描いたら、曼荼羅のような花とかを描いてました。
【ボールペン画・歌え】
これは、曼荼羅を描くのにハマりすぎて、とにかくたくさん曼荼羅を描きたくなったときの絵です。
どういうこと(笑)
もうとにかく、内側から「描きたい!」という衝動があふれてきて、それを絵にしたら「歌う」ということに変換されました。
絵も歌も、アートは内側の衝動を外に表現する行為。
それ自体を絵にしようとしたら、こんな絵になりました。
ボールペンは、Signoのジェルボールペンを使っていて、100均のコピー用紙とボールペンで描く絵なら、割と簡単に描けるし・・・なんて思ってた気がするけど
画材なんて関係なくて、描きたいという思いを正直にぶつけて描いた作品は、どれも等しく尊いです。
なんだかどうしても、イラストよりもアートのほうが高尚な気がする。
という価値観があります。
アートのほうが高値で取引される。というのは事実あるかとも思います。
だから、自分の作品に高い値がつくアーティストになりたい。という打算が自分のなかにあるのだなぁ・・・と感じました。
そんなことより、
「描きたいという想い」を、「描くことが好きだという想い」を、真っすぐ正直にぶつけることが、原点なのに。
技術ばかりに目を向けて、「もっと上手くなりたい」という想いも大切にしながら、「好き」だから「上手くなりたい」という軸が大事なんだ。と、振り返ってみました。
先を急ぎすぎても疲れるばかり。
ときおりフッと力を抜いて、自分が歩んできた道を見つめることも大切だな。と思いました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
また、気が向いたら来てくださいね。
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