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RONI
2022年4月14日 17:28
ずっと共闘してきた味方が物語終盤で突然悪の組織に寝返ったときの失望。もしくは、長年信頼し尊敬し、さらに自分のことを評価してくれていると信じきっていた上司から突然左遷を言い渡される絶望。しこりを見つけたあの日から、右乳に対する私の思いはこんな感じであった。「裏切られた」、一言で言えばそんな気分である。思えば、息子を産んだ産院で、同時期に入院していたお母さんの中で私だけ母乳が出なかった。ほかの
2022年4月12日 21:02
今日のようなひたすら明るい青空だった。春の行楽日和とはこのこと。お出掛けしたくなるようなお天気の中、その日の空の色と同じような明るいブルーのスーツケースを引きずった母を従えて、私はがんセンターの入り口を、胸を張ってくぐった。胸を張らなければ何かに負けそうだった。「おはようございます!付き添いですか!」係員が爽やかに問いかける。「いえ、私が入院です!」爽やかに答える。できるだけ明るく爽やか